読まれるニュースレターのレイアウトのコツ

 

「ニュースレターのレイアウトってどうすれば良いですか?」

顧客に送信するニュースレターでは「読まれるニュースレターを作るか?」「読まれないニュースレターを作るか?」で、顧客の受ける印象は大きく変わってしまいます。読みにくいニュースレターでは、ロイヤリティを高めるどころか、顧客が離脱する要因になってしまいます。今回は、読まれるニュースレターのレイアウトのコツについて解説します。

ニュースレターの目的は読まれること

ニュースレターは、読者とかかわりを持ちながら、ビジネスについて定期的に情報を提供する優れた方法です。

優れたニュースレターは、ウェブサイトへの訪問、ログイン、イベント・セミナーへの参加、購買、申込などを実現します。

しかし、ニュースレターが目的を実現してくれるのは

うまく設計され、完全に実行された場合にのみ効果的

なのです。これは、簡単ではないのです。

一部のマーケティング担当者は、魅力的なニュースレターを作成することは、一石二鳥の簡単な方法であると考えていますが、あまりにも多くのことをしようとする例を見てきました. 商品情報や広告がコンテンツの間に頻繁に登場してしまえば、ニュースレターの目的がぶれてしまい、読者・顧客にとっては苦痛なものとなってしまいます。

 

ニュースレターの開封率が高くない、エンゲージメント率が高くない、アクションが起こらない、など目的が達成できないニュースレターになっている場合は、読まれるニュースレターのレイアウトについて、今一度考えなおす必要があります。

読まれるニュースレターのレイアウトのコツ

1.独自の価値があるコンテンツを作ることに集中する

読者が「ニュースレターを読む」目的というのは、他の情報源では取れない情報があることが大前提です。

  • どこかのウェブサイトのコピーの情報
  • SNSで知られている情報
  • 教科書に載っているような情報

には、読むための動機付けがないのです。

これでは、どんなにきれいなデザインのニュースレターを作っても無意味なのです。

  • 発信者が持つ一次情報である
  • 特別なインタビュー
  • 発信者が実際に体験した情報
  • このニュースレターでしか提供していない価値(クーポン、特典)

など、このニュースレターでしか見れない価値を作る必要があります。

2.短くシンプルな構成

ニュースレターは、長ければ良いというものではありません。

スキマ時間にさっと読める文章量でないと、読む気が起きないのです。

長ければ長いほど、全部読ませれるためには、その労力を超える価値を与えなければならないのです。

短いシンプルな構成を心がけましょう。

イメージは

  • A4 1枚
  • 1,000文字~2,000文字
  • 段落は、3つか、4つ

程度で良いのです。

3.同じフォーマットで配信する

フォーマットが統一されていれば

  • どこまでがタイトル
  • どこまでが要約
  • どこまでが本文
  • どこからが広告

というのがはっきりします。

同じフォーマットのニュースレターは、読者にとってストレスがないのです。

必要な時に必要なカ所だけを見れば、ニーズが解決するからです。

  • 同じヘッダー
  • 同じ要約
  • 同じ本文
  • 同じフッター
  • 同じフォント

などを心がける必要があります。

4.見やすいシンプルなデザイン

ニュースレターは、デザインで見るものではありません。

文字情報を見るものです。

「見やすさ」という意味でのデザインは必要でも、デザイン自体は価値を持たないのです。

  • コンテンツと関係ない画像は載せない(イメージ画像など)
  • 1ページに画像は一つまで
  • 背景は、白がおすすめ
  • 文字と背景のコントラストをはっきりさせる
  • 行間をしっかりとる
  • 見出しと本文の余白をしっかりとる

などを心がけるべきです。

文章の内容に沿ったグラフなどの画像は必要でも、イメージ画像素材などは必要ないということになります。

5.広告・宣伝は10%以下に

広告・宣伝が多すぎるニュースレターは、読む側にとっては、苦痛にしかなりません。

読むたびに、営業マンにセールスされている気分です。

購買や申込に使う割合は、全体の10%以下に抑えると良いでしょう。

また、いきなり商品の宣伝などをするのではなく、コンテンツの内容に即して、話の流れでウェブサイトへ誘導する仕掛けが望ましいです。

6.件名で内容がわかるようにする

ニュースレターは、読みたいものは読んでもらった方が良いですが、読みたくないものは飛ばしてもらって良いのです。

読みたいニュースのみ読ませるためには

件名・タイトルで、その回のニュースレターの内容がわかる

必要があります。

7.レスポンシブデザインに対応する

ニュースレターは、スマホやパソコンなど、いろいろなデバイスで閲覧されるものです。

デスクトップ、スマホ、タブレットなど、どんなデバイスで見ても、きれいにデザインされているニュースレターであることを「レスポンシブデザイン」と呼びます。

古いテンプレートのHTMLメールなどを使ってしまうと、スマホで見たときにデザインがガタガタになってしまうケースがあります。これでは、顧客は内容を見る前に離脱してします。

8.ユーザー目線のコンテンツを入れる

より魅力的なコンテンツを発信するためには

  • 顧客のコメント
  • 顧客から寄せられた質問への回答
  • 顧客からのクレームとその対応
  • 興味深い使用方法の紹介
  • 開発者の声

など、立場の違う人にフォーカスした情報を入れることがおすすめです。

ユーザー目線のコンテンツは、他の情報源で入手しにくい独自のコンテンツになりやすいからです。

まとめ

読まれるニュースレターのレイアウトのコツは

  1. 1.独自の価値があるコンテンツを作ることに集中する
  2. 2.短くシンプルな構成
  3. 3.同じフォーマットで配信する
  4. 4.見やすいシンプルなデザイン
  5. 5.広告・宣伝は10%以下に
  6. 6.件名で内容がわかるようにする
  7. 7.レスポンシブデザインに対応する
  8. 8.ユーザー目線のコンテンツを入れる

です。

ニュースレターは、文字情報のコンテンツが魅力的であり、他にない独自情報であることが重要です。

それを前提に

  • 同じフォーマット
  • シンプルなデザイン
  • わかりやすい構成

を心がけることで、読者にストレスなく読ませることが可能になります。