追い風は固定されない 石油需要減でも石油株安とは限らない 航空株高ともまだ決められない 需要減は脱石油だけか 原油高で消費と企業活動が抑えられる 高価格が需要を削る局面に注目 年間で100万減少 2026年は日量100万バレル減少 2027年は日量200万増を予測 年後半は回復予想 2026年2Qは日量480万減少 4Qは日量120万増へ転じる予測 IEAの前提を確認 年間減少でも年後半は需要が回復 通航と製油所の復旧が重要な前提 2020年とは原因が違う 2020年は行動制限による需要急減 2026年は高価格と供給障害が中心 高価格が消費を削る 高価格に敏感な地域では消費を抑制 企業も輸送や生産計画を見直す 需要破壊の流れ 供給障害が燃料高と物価上昇を招く 支出抑制が石油需要の減少へ波及 5月が需要の底 5月の世界需要は日量9790万 10月までに800万超の回復予想 需要減の正体を分ける 需要減の少なくとも一部は価格要因 脱石油だけで説明すると見誤る 一時減少と構造減少 短期なら供給回復とともに需要も戻る 長期化すれば省エネ行動が定着する 第一の逆説 原油の供給回復だけでは燃料不足続く 製油所の復旧速度が価格を左右する 供給は410万回復 6月供給は日量9880万へ回復 前月比410万増でも戦前水準未満 燃料まで5つの関門 油田から最終利用まで五つの工程 一か所の停止でも燃料供給は詰まる 回復速度が違う 原油供給は回復して価格に低下圧力 製油所処理は前年比600万少ない 原油安でも燃料高 原油市場は緩んでも製品市場は逼迫 同じ石油でも価格方向が分かれる 航空株はすぐ追い風? 原油価格の下落だけで航空株を見ない ジェット燃料と為替まで確認する 原油高で有利なのは 原油高で有利な業種は一つではない 生産量や運賃や価格差で答えが変わる 5業種で利益は逆転 石油関連株を五つの収益構造に分解 売る物と買う燃料で利益影響は逆転 生産と精製は別物 原油生産は価格と販売量が利益を左右 精製元売りは製品との価格差が重要 INPEXの利益要因 INPEXは油価と為替の感応度を開示 生産量と販売量も実際の利益を左右 タンカーは運賃を見る 迂回航路と船不足ならタンカーに追い風 輸送量そのものの減少は逆風になる 航空は燃料費だけでない 航空物流は燃料価格だけでは決まらない 為替とヘッジと価格転嫁も確認する 業種別の確認ポイント 業種ごとに見るべき数字を切り替える 業種名より収益構造から影響を読む 最大の転換点 原油高の初期は生産会社に追い風 長期化すると需要破壊で逆風へ反転 原油高の2段階 供給不足から原油高とインフレへ進む 需要減と在庫増が油価を押し下げる EIAは70ドルを予測 2Q平均103ドルから4Q70ドル 2027年平均65ドルをEIA予測 初期の追い風は続かない 初期の勝者が最後まで残るとは限らない 需要破壊の進行度が分岐点になる IEAとOPECは正反対 IEAは日量100万減少を予測 OPECは日量100万増加を予測 前提が違えば予測も違う IEAは高価格と供給障害を重視 OPECは経済成長と需要回復を重視 OPECの需要予測 OPECは2026年日量100万増 IEAとの差は日量200万に広がる 予測を判定する3項目 中国需要と石油製品供給を毎月確認 原油と製品在庫の方向も見比べる 3つの展開で株を分ける 弱気中立強気の三条件で影響を整理 上がると断定せず相対的な方向を見る 弱気:需要破壊が進む 原油と燃料の再上昇は市場全体に逆風 生産と一部タンカーは相対的追い風 中立:原油安・燃料高 原油安でも燃料高なら精製側に追い風 航空と化学にはコスト負担が残る 強気:供給が正常化 原油と燃料の低下は市場全体に追い風 生産と一部精製には下押し圧力 日本株は円相場も重要 円建て燃料費はドル価格と為替で決まる 原油安でも円安なら恩恵は小さくなる 銘柄例は事業構造で見る INPEX・出光・JALを事業例に 売買推奨ではなく収益構造を検証 次に見る5つの数字 原油価格だけで市場の段階を決めない 製品価格と精製と通航と中国を追う 在庫は二種類に分ける 原油在庫と石油製品在庫を分けて確認 原油増でも燃料不足が続く場合がある 見るべきは利益の通り道 需要の増減より原油高の段階を見極める 利益が残る工程を確認して判断する 追い風は固定されない 原油高の初期と長期化で追い風が変わる 条件が変われば見方も柔軟に変える 投資判断の最後の確認 為替決算ヘッジ価格転嫁も合わせて確認 企業例は売買推奨ではなく学習用