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【連続増配株6選】連続増配株は年数だけで選べる?利益・配当余力・株価を比較
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
2026年8月14日 公開
花王36年、SPK28年、三菱HCキャピタル27年。長い増配実績には意味があります。ただし、今後も増配を続ける力は年数だけでは決まりません。6社を利益成長、財務、配当余力、株価評価まで含めて比較します。
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テーマ紹介
連続増配株を検証
増配年数が長い会社ほど、これからも増配しやすいのでしょうか。
最高点予告
最高スコアは91点
6社の最高点だけ先に公開します。銘柄名は最後の銘柄分析まで伏せます。
対象銘柄
比較する6社
花王、SPK、三菱HCキャピタル、USS、リコーリース、KDDIを比較します。
中心論点
年数1位=本命?
今回の核心は、増配年数ランキングと今後の増配力が同じ順位になるかです。
定義
連続増配とは
そもそも連続増配は、高配当や累進配当と何が違うのでしょうか。
用語整理
3つは別物
連続増配は毎年増加、高配当は現在利回り、累進配当は原則として減配しない方針です。
指数ルール
日経の統一ルール
日経指数は原則10年以上の連続増配から上位70銘柄を選び、同年数なら実績利回りで順位付けします。
一次資料
増配年数ランキング
2026年版の公式一覧では、花王36年、SPK28年、三菱HCキャピタル27年が上位3社です。
年数比較
選定6社を年数順
花王36年、SPK28年、三菱HC27年、USS26年、リコーリース26年、KDDI24年です。
年数の意味
長い年数の強み
長期間の実績は、複数の景気局面を越えて配当を増やした履歴として評価できます。
資本政策
経営方針も見える
長い記録は、配当を一時的な還元策ではなく継続的な資本政策として扱ってきた証拠にもなります。
基準統一
会社発表と年数が違う
予想配当を含めるか、株式分割や上場後だけを見るかで、会社発表の連続期数と日経の回数はずれる場合があります。
将来性
なぜ今見るのか
連続増配は産業市場ではありません。では、将来性を何で判断すればよいのでしょうか。
市場の捉え方
市場規模は非該当
何兆円市場という数字は作らず、対象企業数と利益・配当の成長性を分析します。
指数化
指数化されたテーマ
日経連続増配株指数は2023年6月30日に公表開始。原則10年以上の増配企業70銘柄を対象とします。
制度環境
資本配分への注目
東証は2026年4月、資本コストを意識した経営要請を更新し、経営資源の適切な配分を重視しました。
章結論
年数は入口
ここまでの結論は、増配年数は重要ですが、それだけで未来の増配力は決まらないということです。
リスク
記録維持の落とし穴
長い連続増配記録そのものが、逆に経営判断を縛ることはないのでしょうか。
資本配分
成長投資との競合
配当に回す1円と、設備投資・研究開発・M&Aへ使う1円は、同じ資本の配分先です。
株価評価
品質株の高PER
連続増配の安心感が評価されるほど、株価に期待が織り込まれる場合があります。
章結論
記録より原資
連続増配のリスクを見るときは、何年続いたかより、その1円を何で生み出したかが重要です。
選び方
銘柄の選び方
では、増配年数を尊重しながら、年数だけに引っ張られない比較方法を作ります。
採点軸
第1軸は増配実績
テーマとの関連度30点は、日経基準の増配年数と、今期の増配方針を中心に評価します。
初期比較
年数とPERを並べる
最長36年の花王は調整後PER27.33倍、一方28年のSPKは10.21倍です。
銘柄分析へ
いよいよ6社比較
ここから6社を74点から順に見ます。最長36年の花王が何点になるかにも注目してください。
リコーリース
まず74点の企業
最初はリコーリース。日経基準26年の連続増配ですが、直近業績と金融業特有の財務をどう見るかが焦点です。
リコーリース・決算
売上増でも営業減益
1Q売上872.69億円で5.9%増、営業利益47.49億円で3.6%減でした。
リコーリース・財務
金融業は財務を別評価
自己資本比率16%台でも、リース会社は借入・社債を事業資金に使うため一般企業と単純比較できません。
リコーリース・株価
株価評価は中間
2026年8月13日終値は6,650円。調整後PER15.98倍、配当利回り3.84%です。
リコーリース74点
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
リコーリース・スコア
リコーリース74点
関連度26、競争力14、業績11、財務10、織り込み13。判定は関連度は高いが確認が必要です。
リコーリース74点
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
三菱HCキャピタル
次は79点
三菱HCキャピタルは27年連続増配。規模と調達力は強い一方、1Qの大幅減益をどう解釈するかがポイントです。
三菱HC・一次資料
27期連続増配
会社資料でも2026年3月期まで27期連続増配、ランキング3位と明示されています。
三菱HC・決算
1Qは大幅減益
1Q売上高5,391億円、営業利益471億円。前年同期比で営業利益は42.9%減でした。
三菱HC・株価
低めのPER
8月13日終値1,418.5円、調整後PER12.55倍、配当利回り3.59%です。
三菱HC・スコア
三菱HC79点
関連度27、競争力17、業績12、財務10、織り込み13。大型金融の安定性を評価します。
KDDI
83点はKDDI
KDDIは日経基準24年。年数では6社中最短ですが、通信の継続収入と直近増益が順位を押し上げます。
KDDI・決算
営業利益21.1%増
1Q売上高1兆4,873億円で5.1%増、調整後営業利益3,143億円で21.1%増でした。
KDDI・株価
PER15.41倍
8月13日終値2,830円、調整後PER15.41倍、配当利回り2.96%です。
KDDI・スコア
KDDI83点
関連度25、競争力18、業績18、財務13、織り込み9。判定は有力銘柄です。
花王
最長36年の花王
ここで増配年数ランキング1位の花王です。36年の実績は、テーマ関連度で満点評価にします。
花王・財務
財務も安定
親会社所有者帰属持分比率は59.0%。2026年通期営業利益は1,900億円を予想します。
花王・株価
最大の減点はPER
8月13日終値3,557円、調整後PER27.33倍。6社で最も高い評価倍率です。
花王84点/4社終了
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
花王・中間集計
花王84点/4社終了
関連度30、競争力18、業績17、財務13、織り込み6。最長記録でも現時点の総合1位ではありません。
花王84点/4社終了
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
SPK
89点のSPK
SPKは日経基準28年で2位。小型株ですが、長い増配実績と低いPER、足元の増益が組み合わさります。
SPK・決算
1Q営業利益31.5%増
1Q売上高195.55億円で9.0%増、営業利益10.49億円で31.5%増でした。
SPK・株価
PER10.21倍
8月13日終値1,362円、調整後PER10.21倍。時価総額約285億円の小型株です。
SPK・スコア
SPK89点
関連度28、競争力16、業績18、財務14、織り込み13。判定はテーマの本命です。
USS
最後はUSS
残った1社が最高91点です。USSは増配年数26年で、年数ランキングでは4位タイにすぎません。
USS・決算
営業利益率51.7%
1Q売上高312.56億円、営業利益161.50億円。営業利益率は51.7%です。
USS・株価
高PERでも余力が強い
8月13日終値2,007円、調整後PER22.60倍。評価は高めですが、自己資本比率76.8%です。
最高91点はUSS
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
USS・スコア
最高91点はUSS
関連度27、競争力20、業績19、財務15、織り込み10。26年の増配実績と本業の強さを両立しています。
最高91点はUSS
増配年数ランキングと未来の増配力は同じなのか
比較
6社を横並び
増配年数と総合スコアは、どこで順位が入れ替わったのでしょうか。6社を同じ表で確認します。
年数順位
年数順位は別
年数順位は花王36年、SPK28年、三菱HC27年、USSとリコーリース26年、KDDI24年です。
核心比較
年数と点数は同じでない
横軸を増配年数、縦軸を総合点にすると、36年の花王より26年のUSSが上に位置します。
最終判定
年数は入口、原資が本質
長い増配実績を尊重しつつ、利益とキャッシュで今後の持続性まで確認するのが今回の結論です。