MEDY STORY
【決算分析】トーメンデバイス(2737)27年3月期1Q決算の独自スコアは?利益・財務を検証
利益12倍と増配の裏側
2026年7月30日 公開
第1四半期だけで期初通期計画を超えた利益力と、巨額の運転資金を五項目で検証します。
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今回決算
利益12倍の決算
計画超過と財務負担を 五項目で同時に検証
企業紹介
特化型半導体商社
サムスン製品を仕入れ 国内外の顧客へ販売
採点方法
五項目で内容評価
株価予測ではなく 発表内容を百点評価
総合評価
決算独自スコア
総合76点 おおむね良好な決算
全体の謎
高得点を阻むもの
計画達成度は22点 還元・財務は7点
株価反応
発表直後に買い集中
7月30日13時発表 直後から上昇が加速
13時32分
ストップ高買い気配
13時32分時点 17,150円で買い気配
上方修正
営業利益は2.7倍
182億円から489億円 307億円の上積み
市場材料
三つのサプライズ
利益・最高益・増配が 同じ開示に並んだ
オープンループ
76点と株価のずれ
市場は財務を無視したか 利益増額を優先したか
事業構造
売上の中心はメモリ
価格と販売量が 商社の粗利を左右する
ビジネスモデル
仕入れから販売まで
メーカーと顧客を結ぶ 調達・物流・提案機能
売上構成
メモリが96.8%
3,830億円がメモリ 他製品は合計3.2%
商流
三段階の商流
調達から販売までの間に 在庫と売掛金が生まれる
地域構成
海外売上が66.5%
日本1,326億円 海外2,630億円
用語整理
三つの用語だけ確認
DRAM・NAND・SSD 用途の違いを簡潔に整理
運転資金
利益と現金は別物
売上が増えるほど先に 仕入れ資金が必要になる
運転資金
資金が一周するまで
借入で仕入れを行い 回収後に資金が戻る
財務の伏線
資金負担は巨額
在庫2,254億円 借入金1,411億円
計画達成度
計画比でどれほど強い
今回実績を期初計画と 修正後計画の両方で確認
前年同期比
営業利益は約12倍
18.46億円から 222.82億円へ急増
期初計画比
一四半期で122.4%
期初通期計画182億円を 1Q実績だけで超過
二択クイズ
進捗率はどちら
45.6%か122.4%か 基準となる計画が違う
クイズ正解
期初計画比は122.4%
45.6%は修正後計画 489億円に対する進捗
修正計画比
修正後でも45.6%
残り三四半期を残して 通期利益の半分近くを達成
前年との比較
前年進捗の4.7倍
前年1Qは9.8% 今回は45.6%まで進行
データ不足
市場予想は比較不能
アナリスト予想がなく 会社計画比を中心に評価
採点判断
満点にしない理由
計画超過は明確だが 市場予想の検証ができない
スコア確定
計画達成度22点
25点満点中22点 最も高い評価項目
成長の質
売上3.9倍の中身
販売用途の拡大か 価格上昇への依存か
売上比較
売上は前期比3.9倍
前年1,024億円から 今回3,956億円へ
主力製品
メモリ売上は4.7倍
810億円から 3,830億円へ拡大
用途別要因
成長用途は二つ
サーバー・ストレージと 車載向けメモリが増加
集中度
売上の96.8%に集中
成長の中心である一方 市況反転の影響も集中
評価の分岐
強さと偏りは同じ原因
主力メモリの成長が 集中リスクも高めた
非主力
システムLSIは半減
178億円から87億円へ スマホ向け製品が減少
スコア確定
成長の質15点
20点満点中15点 主力成長と集中を両評価
収益性
利益率は続くのか
費用削減による改善か メモリ市況による改善か
粗利率
粗利率は6.01%
前年2.77%から 3.24ポイント改善
営業利益率
営業利益率も5.63%
前年1.80%から 3.83ポイント改善
増益分解
粗利増209億円
販管費増は5.14億円 差額が営業増益へ直結
利益構造
費用削減ではない
売買差益の拡大が 営業利益を押し上げた
持続性
構造改善か市況改善か
数値改善は大きいが 価格上昇への依存が残る
採点判断
改善幅は高評価
利益率は倍増したが 継続性は次期に持ち越し
スコア確定
収益性16点
20点満点中16点 市況要因を慎重に評価
通期見通し
489億円は強気か
1Qの勢いを延長したか 減速を織り込んだか
修正幅
営業利益は168.7%増額
182億円から489億円 減益予想から最高益予想へ
残りハードル
残り平均は88.7億円
1Q実績222.82億円の 約四割で計画達成
二択クイズ
残り平均はどちら
222.8億円か88.7億円か 計画の減速幅を考える
スコア確定
通期見通し16点
20点満点中16点 保守性と前提不足を両評価
中間集計
四項目で69点
85点満点中69点 財務項目を残して高水準
還元・財務
増配でも7点の理由
配当の強さだけでなく 現金と借入も同時評価
配当比較
予想配当は2.7倍
600円から1,640円へ 利益連動方針を反映
還元方針
配当性向は約37%
利益が増えれば増配 利益低下時は減配余地
営業CF
営業CFはマイナス975億円
在庫と売上債権の増加で 現金流出が拡大
一次資料
現金流出を原本確認
利益と営業CFのずれを キャッシュフロー表で確認
1Q末財務
在庫は2,254億円
売上債権1,590億円 短期借入金1,411億円
評価の分岐
還元は強く財務は重い
増配を高く評価しても CFと借入で大幅減点
スコア確定
還元・財務7点
15点満点中7点 増配より資金負担を重視
整合性検証
市場反応を再確認
13時32分時点では ストップ高水準で買い気配
時間軸の違い
市場とスコアは別の時間軸
市場は今回の増額を評価 スコアは持続性まで評価
初期反応
増額幅は極めて大きい
営業利益168.7%増額 配当は1,040円増額
時間軸
次期に残る四つの論点
粗利率・営業CF・在庫 借入金はまだ未決着
最強の弱気論
価格反転が同時に響く
粗利率・在庫・配当が 一度に悪化する可能性
反証条件
本線が崩れる条件
粗利率5%割れと 営業CFの赤字継続
長期位置
高値との距離も残る
初期反応は強いが 上昇幅の妥当性は未確定
最終判定
利益は強く財務は重い
五項目を積み上げ 最終判定を確定する
確定レーダー
決算独自スコア76点
計画22・成長15 収益16・見通し16・財務7
点数内訳
合計76点
利益関連の四項目で69点 財務を加えて76点
次回の数字
次回は三数字を確認
粗利率5%・営業利益 88.7億円・営業CF
最終判定
おおむね良好な決算
利益力は明確に評価 持続性は次回へ持ち越し
次回の注目点
三つの数字を追跡
粗利率5%・営業利益 88.7億円・営業CF
まとめ
次回決算で答え合わせ
決算内容を数字で検証 株価の方向は断定しない