MEDY STORY
【AI創薬関連株5選】市場成長の期待と日本企業の実力・リスクを比較
最高58点。本命不在の理由を数字で検証
2026年7月31日 公開
AI創薬を使う企業と、AI創薬で売上・利益を得る企業は同じではありません。日本上場5社をテーマ独自スコアで比較します。
AI音声ナレーションは有料プランの機能です
テーマ紹介
AI創薬を検証
市場成長と企業実力を比較 日本株5社を数字で採点
分析方針
名前ではなく実数
関連銘柄という呼び名より 売上・利益・臨床を重視
最高点予告
最高スコアは58点
銘柄名は最後まで非公開 5社の差を順番に検証
仕組み
AIは薬を作るのか
候補を絞る技術であり 臨床試験はなくならない
創薬工程
データから承認まで
AIが担うのは前半中心 実験と臨床は人が検証
従来比較
試す前に絞り込む
従来は実物を大量試験 AIは計算で事前選別
利用領域
AIが使われる場所
標的探索から患者選定まで 創薬工程の広い範囲
誤解修正
臨床試験は残る
計算結果だけでは承認不可 人体での安全性確認が必要
検証
AIの後に4段階
細胞・動物・臨床・審査 失敗リスクは消えない
市場規模
市場は何倍になるか
高成長予測は共通するが 予測額の幅は非常に大きい
AI創薬の世界市場規模・2025年
最高58点。本命不在の理由を数字で検証
2025年市場
現在は22億から31億ドル
2025年の世界市場推計 調査範囲で約1.4倍の差
将来予測
将来予測は103億から439億ドル
2031年から2035年の予測 対象範囲で4倍超の開き
調査会社別のCAGR予測
最高58点。本命不在の理由を数字で検証
成長率
CAGRは22.7%から30.5%
調査各社が20%台を予測 高成長でも前提は異なる
調査会社別のCAGR予測
最高58点。本命不在の理由を数字で検証
大型提携
契約上限は1.1億ドル
GSKとRelationが提携 確定売上ではなく最大金額
時間軸
収益化は3段階
契約金から臨床成果へ 承認後に権利収入が本格化
成長条件
市場拡大の前提
独自データと臨床成功が必要 契約額だけでは価値未確定
リスク
期待が崩れる条件
市場成長と株価評価は別 臨床成功が最大の分岐点
臨床リスク
候補発見より臨床成功
第2相以降で差が出なければ AIの経済価値は証明できない
権利構造
技術より権利が重要
利用料だけか薬の権利までか 成功時の取り分が変わる
データ品質
もっともらしい誤答
データの偏りが候補を誤る 生物の複雑さは残り続ける
規制
規制は追い風と負担
ルール明確化は普及を促す 検証と説明の負担も増える
選定基準
何の数字を見るか
関連銘柄という名前より 売上純度と収益化を確認
利益経路
利益への距離を測る
技術発表だけでは不十分 契約・臨床・売上まで追う
1社目
計算基盤の川上企業
AlphaFoldやGPUを提供 創薬向け売上は非開示
事業位置
AIを動かす計算力
分子計算と構造予測を支援 研究機関や企業へ基盤提供
一次資料
増収増益を確認
売上63.75億円 営業利益6.91億円
決算数値
売上13.6%増
利益も16.6%増加 AI創薬の寄与額は不明
株価
株価変動は大きい
1年チャートを日経平均と比較 テーマ期待の振れ幅を確認
評価
強みは一括提供
計算環境の幅は広い 創薬純度を説明できない
2社目
AIで個別化ワクチン
患者ごとの抗原をAI選定 候補薬は第2相段階
技術
患者ごとに設計
遺伝子変異から抗原を選ぶ 同じ薬を全員へ使わない
一次資料
全社業績は好調
売上8,198億円 営業利益率9.1%
財務
自己資本比率49.6%
臨床開発を続ける余力は高い テーマ純度とは別に評価
株価
AI創薬だけでは動かない
IT・通信・防衛も株価材料 テーマ反応度は限定的
評価
臨床実体と低純度
第2相は競争力で加点 全社売上への寄与は非開示
3社目
AI抗体設計の製薬大手
MALEXA由来候補が臨床入り 財務力は5社で最も高い
技術
抗体技術とAIを統合
既存データから配列を提案 実験で性能を検証して臨床へ
一次資料
MALEXAの実例
AI提案の抗体配列を採用 BRY10が臨床開発へ進展
決算数値
Core利益3,291億円
売上6,633億円 Core営業利益率49.6%
財務
自己資本比率82.8%
ネットキャッシュ9,626億円 研究失敗に耐える財務力
株価
株価は医薬品全体を評価
AIだけでなく既存薬と新薬候補 予想PERは25.41倍
4社目
GPCRデータが強み
構造創薬にAIと量子を統合 独自データ量は5社で最大
データ資産
独自データを蓄積
構造493件・受容体59種類 変異データは3万件
一次資料
構造とAIの統合
独自データを学習へ利用 2026年下期にベータ版予定
Nxera Pharmaの第1四半期売上
最高58点。本命不在の理由を数字で検証
決算数値
売上は69.4%増
66.44億円から112.56億円 契約金で四半期変動が大きい
誤解修正
61.2%はAI比率ではない
プラットフォーム事業全体 従来型構造創薬も含まれる
株価
単年度PERでは測りにくい
契約金で利益が大きく変動 PSRや案件進捗も確認
5社目
AI創薬売上を開示
5社で唯一の直接売上 KIBITで標的探索を支援
事業モデル
文献から標的を探す
自然言語処理で関係を抽出 製薬会社との共創案件へ
一次資料
AI創薬売上6.3倍
1.2億円から7.5億円 下期は事業単体で黒字化
売上成長
AI創薬売上は7.5億円
前期比6.3倍へ拡大 全社売上比率は9.8%
案件数
共創案件は22件
7件から22件へ増加 顧客基盤の広がりを確認
株価
成長期待は高水準
試算PERは約167倍 事業全体はまだ先行投資
全社比較
5社は何が違うのか
最高58点でも本命判定なし 利益への経路で順位が分かれる
最強の反対論
将来価値を低く見すぎか
大手製薬は新薬売上で回収可能 現時点では寄与額を測れない
反証条件
本命不在が崩れる時
売上純度・AI単体売上・臨床 3つの実数が出れば再評価
最終判定
AI利用と収益化は別
見るべきは技術の話題性より 売上・臨床・権利への変換