MEDY STORY
【テンバガー】「FFRIセキュリティ(3692)」の独自スコアは?国策・高利益率・株価評価を検証
国策サイバーの成長力と、459億円から10倍になる条件を検証
2026年8月27日 公開
純国産サイバーセキュリティ企業FFRIセキュリティを、売上・市場・競争力・財務・株価評価の5項目で100点満点評価します。強い国策テーマの裏で、最新1Qの減益と高い評価倍率をどう見るかが焦点です。
AI音声ナレーションは有料プランの機能です
企業紹介
純国産サイバー企業
国産技術でサイバー防衛を支える FFRIセキュリティを検証
企業紹介
企業の輪郭
2007年設立、2014年上場 時価総額は459億円
スコア説明
テンバガー独自スコア
5項目、合計100点満点 過去の共通条件を採点する
本線
なぜ79点なのか
国策銘柄でも満点ではない 最大の壁は企業価値の水準
株価材料
なぜ今FFRIなのか
8月27日にストップ高 きっかけと本業を分けて見る
株価
1年間の株価推移
3692の1年チャートを表示 移動平均と出来高も確認
株価比較
日経平均と比べる
FFRIと日経平均を騰落率で比較 個別材料の強さを切り分ける
市場データ
8月27日はストップ高
終値5,610円、前日比14.37% 時価総額は459億円
大量保有
GMOの保有目的
5.03%保有が判明 目的は業務提携ではなく純投資
編集判断
短期材料と本業を分離
急騰は注目のきっかけ 評価の中心は事業と利益
事業モデル
何で稼ぐ会社なのか
ソフト会社だけではない 国向け研究サービスも柱
売上構成
4つの売上区分
製品17.56億円、国向け15.76億円 その他サービスと開発テスト
一次資料
2027年の売上計画
国向けサービス37.0%増 製品は0.6%増の計画
製品
FFRI yaraiとは
端末を守る純国産セキュリティ製品 ライセンスとOEMで販売
ビジネスモデル
製品の稼ぎ方
研究開発→製品化→ライセンス販売 OEMで販売量を広げる
クイズ
二択クイズ
政府の研究案件が増えれば 利益率も必ず上がる?
クイズ回答
正解はB
研究案件には利益排除もある 売上増と利益率上昇は別問題
一次資料
利益排除の仕組み
短期利益を抑える代わりに 研究成果を知財として利用できる
事業整理
2つの成長エンジン
高粗利の製品と国向け研究 別の稼ぎ方が組み合わさる
成長性
成長企業と呼べるか
過去4年は高成長 ただし最新1Qは減速
売上推移
売上は4年で2.4倍
17.79億円から43.48億円へ 4年間CAGRは約25.0%
通期決算
2026年3月期が加速
売上43.1%増、利益67.0%増 利益率も31.4%へ上昇
利益成長
営業利益は13.64億円
8.17億円から13.64億円へ 前年比67.0%増
一次資料
最新1Qで減速
売上は増えたが営業利益は減少 通期予想は据え置き
1Q売上
1Q売上は1.2%増
8.96億円から9.07億円へ 高成長から一気に鈍化
1Q利益
1Q利益は30.0%減
営業利益2.65億円から1.85億円 増員と低採算案件が重荷
利益率
利益率も20.4%へ
31.4%の通期実績から 1Qは20.4%まで低下
減速要因
減速の中身を見る
採用先行、利益排除案件 四半期だけで結論は出さない
通期予想
通期は18.1%増収計画
売上51.35億円、営業利益14.52億円 利益成長は6.5%に減速
採点判断
過去は強い、足元は弱い
CAGR25%は評価する 1Q減益で満点級から減点
市場環境
市場そのものは伸びるか
国産サイバー産業を政府が育成 市場の追い風を数字で確認
政策KPI
0.9兆円から3兆円超へ
国内企業の売上高を10年で3倍超 経産省が掲げる政策KPI
政策
国産企業を育てる政策
研究開発、調達、SIer連携 供給力と人材の両面を支援
政策背景
海外製への依存が背景
国内利用製品の多くは海外製 国産選択肢を増やす狙い
クイズ
二択クイズ
政府が10年以内に目指す規模は 現在の1.5倍か、3倍超か
クイズ回答
正解は3倍超
0.9兆円から3兆円超 これは市場予測ではなく政策目標
政策適合
FFRIとの接点
日本発・純国産の研究開発 サイバー安全保障領域へ展開
注意点
3兆円をFFRIのTAMにしない
政策KPIと会社の売上機会は別物 直接取れる市場規模は未開示
競争力
高利益率は本物か
製品粗利87.1%が強み 国向けでは利益率が下がる
一次資料
製品粗利率87.1%
2026年3月期に粗利率上昇 販売数量増でスケールメリット
KPI
継続率も91.0%
高い粗利と継続利用 製品側はストック性がある
一次資料
yarai販売の実績
ライセンス数は61.91万へ OEM販売が数量増を支えた
ライセンス
ライセンスは増加基調
51.24万→58.69万→61.91万 3期では着実に拡大
一次資料
最新1Qでは総数が減少
61万9,056から61万5,600へ 大口顧客の契約変動も確認
KPI変化
3,456ライセンス減
前期末61万9,056 1Q末61万5,600
一次資料
K Programの特殊性
利益を載せにくい案件でも 研究成果を知財として利用可能
競争力仮説
短期利益から将来製品へ
利益排除案件→知財取得→製品化 成功すれば粗利の高い事業へ戻る
財務
成長投資を自力で賄えるか
増員を続けても資金は持つか 財務とキャッシュフローを確認
財務指標
自己資本比率64.3%
採点目安の40%を上回る 財務の土台は厚い
一次資料
決算短信で財務確認
自己資本比率とCFを 一次資料の1ページ目で確認
キャッシュフロー
簡易FCFは約12.84億円
営業CF13.60億円から 投資CF0.76億円流出を差し引く
人員推移
人員は177人から255人へ
4年3か月で78人増加 成長投資の中心はセキュリティ人材
投資余力
財務が成長を支える
黒字CF→採用→案件対応力 増資依存ではない成長サイクル
中間集計
ここまで68点
成長19、市場18、競争力17、財務14 残る20点は株価上昇余地
株価評価
ここが最大の分かれ目
459億円なら小さいのか 企業価値と利益の距離を測る
市場データ
8月27日の評価水準
株価5,610円、時価総額459億円 予想PER39.1倍、PBR11.8倍
PER比較
PERは同業より約12%高い
FFRI39.1倍、GSX34.88倍 成長期待が上乗せされた水準
PSR
予想PSRは約8.9倍
459億円÷今期売上予想51.35億円 売上にも高い期待が乗る
10倍仮定
10倍なら4,590億円
現在459億円×10 業界規模より会社利益が壁になる
一次資料
会社の2029年計画
売上70.29億円、営業利益19.51億円 純利益14.92億円を計画
中期計画
中計でも売上は70.29億円
今期予想51.35億円から 2029年計画70.29億円へ
反対論
最大の反対論
良い会社でも期待が先行していないか 79点を阻む核心を検証
反対論
期待と足元業績のズレ
PER39.1倍に対して 1Q営業利益は30.0%減
利益計画
利益計画は緩やかに伸びる
13.64億円→14.52億円→19.51億円 中計達成だけでは急拡大ではない
仮定計算
10倍時は純利益の約308倍
4,590億円÷2029年純利益14.92億円 公開中計の先まで成長が必要
間
中計達成だけでは足りない
本線と反証
それでも本線は継続観察
研究→知財→製品化が上振れ要因 国向け37%成長が反証チェック
反対論の結論
弱点は市場ではなく利益成長
国策の強さは確認済み 今後は利益が期待へ追いつくか
確認項目
次の決算で見る3数字
売上成長率、営業利益率 国向けサービス売上を確認
確認項目
次回決算のチェックリスト
売上成長率、営業利益率 ナショナルセキュリティ売上
最終集計
5項目を積み上げる
19+18+17+14+11 合計は79点
最終判定
最終判定は継続観察
公開中計だけでは10倍を説明できない 次は国向け成長と利益率で再評価
