MEDY STORY

SpaceXの株価がIPO価格を下回る、上場後の上昇相場が失速

135ドル割れの裏で始まる株式需給の再評価

2026年7月15日 公開

急落したSpaceX株。大型IPOの過去例と段階的ロックアップを手掛かりに、再上昇へ必要な条件を整理します。

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SCROLL

第1章|急落

上場直後に失速

上場直後の熱狂が急速に失速 IPO価格を一時下回る展開

SpaceX株の上場後の値動き

IPO価格、高値、7月15日の安値と終値

0.0050.00100.00150.00200.00250.006/12 IPO6/16 高値7/15 安値7/15 終値

2026年7月15日基準

熱狂から135ドルへ

高値225.64ドルから急落 終値は135.27ドルまで低下

第1章|問い

終わったのか

SpaceXの成長物語は終了か それとも大型IPOの需給調整か

IPO価格は割安の基準か

あなたはどちらと考えますか

A割安の目安になるB下値保証ではないVSあなたはどっち?

第2章|誤解

135ドルなら割安?

IPO価格135ドルまで戻れば 本当に割安と判断してよいのか

IPO価格の正しい見方

販売価格と価値は同じではない

IPO価格≠下値保証市場が上場後に再評価業績と需給で価格が変化

第2章|基本

販売価格と企業価値

IPO価格は上場時の販売価格 企業価値の底値を保証しない

第2章|浮動株

少ない株に需要集中

上場直後は流通株が限られ 少ない株へ需要が集中しやすい

上場直後から需給調整まで

編集部の独自仮説

流通株が少ない需要が集中株価が過熱売却株を警戒価格を再評価
出典: ReutersとSEC提出資料を基にした編集部仮説Created by medy

第2章|仮説

過熱が修正される流れ

限られた流通株で価格が上昇 将来の供給を市場が先回りする

SpaceXの2025年業績

売上高と純損失、単位は10億ドル

-5.0B0.0B5.0B10.0B15.0B20.0B売上高純損失

第2章|企業価値

135ドルでも高い期待

売上高187億ドルに対して 2025年の純損失は49億ドル

Facebookの解除日

直感と反対の結果でした

A大幅に下落B12.6%上昇VSあなたはどっち?
Created by medy

第3章|クイズ

解除日に下がる?

Facebookの主要解除日には 株価が上昇したか下落したか

ロックアップ前後の3社比較

下落率はIPO価格との比較

企業解除前後その後の焦点Facebook解除前-47.74%好決算で回復UberIPOから40%超安赤字懸念が継続Snap解除前約20%安成長不安が継続

第3章|比較

大型IPOの3事例

解除前の株価下落は共通でも 解除後の回復条件は大きく異なる

主要ロックアップ解除日の騰落率

各社の主要または初回解除日

-4.0-2.00.02.04.06.08.010.012.0FacebookUberSnap

第3章|数字

解除日の反応は逆

Facebookは12.6%上昇 UberとSnapは下落して終了

第3章|回復

Facebook型の条件

需給不安の後退だけでは不足 利益成長が株価回復を支えた

大型IPOが再評価される順序

最終的に問われるのは業績

売りを警戒1解除を通過2需給が安定3業績を確認4評価が定着5
出典: Reuters各記事を基に編集部作成 ([Reuters][3])Created by medy

第3章|教訓

回復の順序

需給不安が後退した後には 業績が企業価値の評価を決める

第4章|ロックアップ

SpaceXは段階解除

SpaceXは一斉解除ではなく 数カ月に分けて売却可能になる

SpaceXの段階的ロックアップ解除

実際に全株が売却されるとは限らない

第2四半期後最大20%株価条件追加10%70~135日7%を5回次回決算後28%180日後残りを解除

第4章|時間軸

売却可能株の予定

決算後の最大20%から始まり 180日後まで段階的に解除

一斉解除と段階解除の違い

衝撃の大きさと期間が異なる

項目一斉解除段階解除供給増1日に集中複数回へ分散値動き急変しやすい重さが長引くSpaceX該当せず採用

第4章|特徴

衝撃を分散する設計

急激な供給増を和らげる一方 上値の重さが長期間続く可能性

株価を左右する需給の綱引き

解除は売却を義務づけるものではない

売却可能株が増える新しい買い需要が吸収
出典: ReutersとSEC提出資料を基に編集部作成Created by medy

第4章|需給

売りと買いの綱引き

売却可能な株式が増えるほど 新しい投資家の買い需要が必要

第5章|事業

買い手を呼ぶ利益

売りが一巡した後の株価は SpaceXの利益成長が問われる

SpaceXの部門別営業損益

2025年実績、単位は10億ドル

-8.0B-6.0B-4.0B-2.0B0.0B2.0B4.0BConnectivitySpaceAI

第5章|2025年実績

稼ぐ通信、赤字の未来

通信部門は44億ドルの黒字 AI部門は64億ドルの赤字

SpaceXの利益と投資の循環

利益成長が巨額投資へ追いつくか

Starlinkの利益Starship開発AI基盤へ投資将来の収益化

第5章|資本配分

Starlinkが未来を支える

現在のStarlink利益を使い StarshipとAIへの巨額投資を継続

第5章|技術

飛行試験だけではない

技術面の前進は必要条件でも 持続的な株価上昇を保証しない

第6章|シナリオ

弱気・中立・強気

弱気、中立、強気を分けて 見方を変える条件を確認する

企業価値の見直しが長引く条件

複数の悪化が同時に起きるか

Starlink利益が鈍化AI赤字が拡大Starshipが遅延解除後も売り優勢
出典: 公開情報に基づく編集部シナリオCreated by medy

第6章|弱気

弱気シナリオ

技術遅延と業績悪化に加え 解除後の売り圧力が長引く状態

方向感が定まりにくい条件

成長と負担が同時に続く

135ドル前後で安定解除株を一定吸収Starlinkは成長巨額投資も継続
出典: 公開情報に基づく編集部シナリオCreated by medy

第6章|中立

中立シナリオ

IPO価格付近で株価が安定し 期待相場から実績確認へ移る

高い期待を業績が裏付ける条件

1つではなく3方向の改善が必要

解除後の需給が安定Starlink利益が増加AI赤字が縮小Starship実用化が前進
出典: 公開情報に基づく編集部シナリオCreated by medy

第6章|強気

強気シナリオ

株式需給、技術、部門利益が 同時に改善し始める状態

SpaceX株を追う4つの確認項目

売買推奨ではなく、見方を変える条件

解除後の出来高Starlink営業利益AI部門の損失Starshipの事業化
出典: 構成: 第1段階最終ラフ企画案 Created by medy

結論|判断軸

次に見る4項目

IPO価格だけを見て判断せず 株式需給と業績を分けて追う

結論

売りの後は業績

売り一巡は必要条件になっても 持続上昇の十分条件にはならない

— END —

SpaceXの株価がIPO価格を下回る、上場後の上昇相場が失速