MEDY STORY
【2026年8月】高配当かつ割安株7選。利回り・PER・減配リスクを比較
高利回りだけでは見抜けない7社の差
2026年7月31日 公開
配当利回り、PER、PBRに加え、利益成長と財務余力まで100点満点で比較します。
AI音声ナレーションは有料プランの機能です
導入
高利回りなら高評価?
利回り6%台の2社が、最高評価とは限りません
本線
最高評価は6%台ではない
利回りだけでなく、配当原資と財務余力が順位を分けました
最高点
最高スコアは80点
銘柄名はまだ伏せます。最後の銘柄章で明らかにします
違和感
安い株と割安株は違う
株価が下がった結果の高利回りには、業績悪化が隠れることがあります
定義
何をもって割安とするのか
今回は利回り3.5%以上、PER15倍以下、PBR1.2倍以下を基本線にします
配当利回り
利回りは株価でも動く
年間配当が同じでも、株価が下がるほど配当利回りは上昇します
PBR
PBR1倍割れも十分条件ではない
純資産より安くても、ROEが低い企業は評価が上がりにくいままです
配当原資
配当は利益と現金から出る
利益、営業CF、設備投資、借入返済を経て、残った資金が配当に回ります
市場環境
このテーマに市場規模はない
商品市場ではないため、東証上場企業のPBRとROEの分布で余地を測ります
PBR1倍割れ
低PBR企業はまだ多い
プライム27%に対し、スタンダードは49%がPBR1倍割れです
クイズ
PBR1倍割れが多いのは?
プライム27%、スタンダード49%。正解はスタンダード市場です
ROE
低PBRだけでは修正されない
ROE8%未満はプライム43%、スタンダード60%に残っています
リスク
配当利回り6%は警告にもなる
株価下落、減益、借入増加、景気循環の4つを切り分けます
事例
高利回りでも利益は逆方向
ムゲンは利回り6.69%ですが、第1四半期営業利益は66.0%減です
崩れる条件
テーマが崩れる具体条件
減配、赤字化、ROE停滞、営業CF悪化が確認されれば評価を下げます
選定基準
割安の基準を得点化する
利回り12点、PER10点、PBR8点の合計30点で入口を評価します
タイプ
7社は5つのタイプに分かれる
安定型、景気循環型、高利回り型、高リスク型、財務安定型で比較します
企業概要
ムゲンエステートを検証
中古不動産の買取再販が主力。利回りは7社で最も高い6.69%です
事業構造
事業と配当原資
物件を仕入れて価値を高め、販売した利益から配当を支払う構造です
株価指標
1年間の株価推移
利回り6.69%、PER6.0倍ですが、PBRは1.32倍で7社中最も高い水準です
決算数値
営業利益は66.0%減
第1四半期は売上27.0%減、営業利益66.0%減、純利益75.5%減でした
スコア確定
ムゲンエステートは60点
周辺銘柄。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
三菱HCキャピタルを検証
リース、航空機、コンテナ、不動産などを持つ大型の規模・安定型です
事業構造
事業と配当原資
複数事業から得る利益を、長期的な増配と成長投資へ配分します
株価指標
1年間の株価推移
利回り3.46%、PER13.03倍、PBR1.08倍で、極端な割安水準ではありません
決算数値
営業利益28.5%増
2026年3月期は営業利益2,404.3億円、純利益1,622.1億円でした
スコア確定
三菱HCキャピタルは73点
関連度は高いが確認が必要。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
MS&ADを検証
国内損保大手。利回りより利益基盤と配当安定性を評価する銘柄です
事業構造
事業と配当原資
保険料収入と運用収益を、保険金支払いと株主還元へ配分します
株価指標
1年間の株価推移
利回り3.45%、PER14.35倍、PBR1.14倍で、3つの基準は境界付近です
決算数値
純利益は13.8%増
2026年3月期の純利益は約7,873億円。次期利益は4,250億円を予想します
一次資料
次期配当170円
2027年3月期の年間配当は170円を予想しています
スコア確定
MS&ADは76点
有力銘柄。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
オーハシテクニカを検証
自動車用締結部品を世界供給。7社で最も高い自己資本比率84.2%です
事業構造
事業と配当原資
開発、製造、調達、物流を一体化し、自動車メーカーへ部品を供給します
株価指標
1年間の株価推移
利回り3.91%、PER14.02倍、PBR0.73倍で、低PBRが目立ちます
決算数値
財務は最強、ROEは5.23%
営業利益36.1%増、営業CF25.2億円、FCF16.3億円です
スコア確定
オーハシテクニカは78点
有力銘柄。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
住友ゴム工業を検証
4社終了時点の暫定首位は78点。次は同点を上回れるかを見る住友ゴムです
事業構造
事業と配当原資
タイヤ販売の利益を、設備投資、借入返済、年間配当へ配分します
株価指標
1年間の株価推移
利回り3.68%、PER約11倍、PBR0.83倍で、3条件をそろえています
決算数値
営業利益22.3%増
第1四半期は営業利益150.7億円。FCFは189.7億円のマイナスです
スコア確定
住友ゴム工業は78点
有力銘柄。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
フージャースHDを検証
利回り6.04%、PER7.05倍、PBR0.96倍。最高評価に最も近い高利回り株です
事業構造
事業と配当原資
マンション販売と不動産投資の利益を、成長投資と年間配当へ回します
株価指標
1年間の株価推移
利回り6.04%、PER7.05倍、PBR0.96倍で、3条件の適合度は7社最高です
決算数値
営業利益49.6%増
売上50.4%増、営業利益49.6%増。営業CF106.3億円の黒字です
スコア確定
フージャースHDは79点
有力銘柄。5項目の強弱を同じ軸で確認します
企業概要
AREホールディングスを検証
最高評価は利回り4.36%のARE。利益成長とPERの組み合わせが決め手です
事業構造
事業と配当原資
貴金属回収、精錬、環境保全の利益を、運転資金と年間配当へ配分します
株価指標
1年間の株価推移
利回り4.36%、PER9.81倍、PBR1.16倍で、利益成長に対するPERが低い水準です
決算数値
営業利益85.6%増
営業利益370.9億円。次期410億円を計画する一方、営業CFは993.9億円の赤字です
スコア確定
AREホールディングスは80点
有力銘柄・7社中最高評価。5項目の強弱を同じ軸で確認します
比較
割安の形は1つではない
利回り、安定性、財務のどれを重く見るかで、評価する銘柄は変わります
ランキング
テーマ独自スコア順位
ARE80点、フージャース79点。最高利回りのムゲンは60点でした
タイプ
何を優先するかで選択肢が変わる
安定性、財務、利回り、利益回復の4方向に7社を配置します
反対論
ARE1位への反対論
営業CF993.9億円の赤字を考えると、最高評価は早いという見方があります
判定
それでも現時点の1位はARE
利益成長、次期増益、PER9.81倍を重く見つつ、財務は6点まで減点しました
確認項目
順位が変わる3つの数字
AREの営業CF、ムゲンの第2四半期利益、7社の年間配当予想を確認します
最終判定
最高評価はAREの80点
本命不在。現時点では利益成長と低PERを備えるAREが最高評価です