MEDY STORY

客単価3.2%増でもテーマパーク利益7.1%減。ディズニー値上げの分岐点

値上げで増えた売上は、なぜ利益に残らないのか

2026年7月15日 公開

過去最高売上の裏で、テーマパーク利益は減少しました。客単価、コスト、若年層の3方向から、高価格戦略が成功する条件を整理します。

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第1章

過去最高なのに減益

過去最高売上の裏で 利益は減少していた

客単価と営業利益の増減率

2026年3月期・前期比

-8-6-4-2024前期比客単価営業利益

2026年3月期

増収と減益が同時発生

客単価は3.2%増加 営業利益は7.1%減少

売上増なら利益も増える?

今回のオリエンタルランドはどちらか

A はい売上増なら利益も増えるB いいえコスト次第で利益は減るVSあなたはどっち?

二択

売上増なら利益も増える?

売上が増えれば 利益も増えるのか

連結売上高と営業利益

2025年3月期と2026年3月期

0億円1,000億円2,000億円3,000億円4,000億円5,000億円6,000億円7,000億円売上高営業利益2025年3月期2026年3月期

第2章

売上は増え、利益は減った

売上高7045億円 営業利益1684億円

テーマパーク入園者数

2025年3月期と2026年3月期

0万人500万人1,000万人1,500万人2,000万人2,500万人3,000万人入園者数2025年3月期2026年3月期

入園者数

来園者数はほぼ横ばい

2756万人から2753万人 人数は0.1%減少

ゲスト1人当たり売上高

2025年3月期と2026年3月期

05,00010,00015,00020,000客単価2025年3月期2026年3月期

客単価

1人から得る売上が増加

1万7833円から 1万8403円へ上昇

ゲスト1人当たり売上高の構成

1回の来園で生まれる複数の収入

パークチケットプレミアアクセス商品飲食客単価

売上の構造

客単価は入園料だけではない

チケットだけでなく 体験全体を高く売る

第3章

増えた売上はどこへ消えた

値上げ以上に増えた 見えにくい費用がある

営業利益を押し下げた主なコスト

2026年3月期・前期比

0億円20億円40億円60億円80億円100億円120億円人件費の増諸経費の増

費用増

2つのコストが112億円増

人件費112億円増 諸経費も112億円増

諸経費112億円増の内訳

2026年3月期・営業利益への減少影響

メンテ35億円システム25億円租税公課21億円その他31億円諸経費112億円

コスト構造

諸経費112億円の内訳

設備とシステムを守る 削りにくい費用が中心

価格決定力とコスト増の競争

どちらが速く増えるか

客単価と売上の増加人件費と維持費の増加

判断軸

値上げ余力だけでは足りない

価格を上げる力より 利益を残す力を見る

第4章

若者を切れば解決する?

高価格化の先で 未来のファンは残るか

18歳未満の来園者数(記事推計)

2019年は900万人超、2025年度は672万人

0万人200万人400万人600万人800万人1,000万人2019年3月期2020年3月期2025年度

記事推計

18歳未満は672万人と推計

2019年は900万人超 2025年度は672万人

二層型の価格戦略

高支出層と未来のファンを同時に狙う

高支出層高需要日の価格VIPツアー海外ゲスト未来のファン学生向け割引低需要期の価格6,800円から

価格戦略

実際は2層を狙う戦略

高支出層から稼ぎ 若年層の入口も残す

体験が将来の来園へつながる流れ

会社説明を基にした概念図

子ども時代学生で再来園友人と来園家族で来園高付加価値体験

顧客生涯価値

若い体験が将来の再来園へ

今の1回だけでなく 10年後の来園も見る

2026年3月期実績と2027年3月期予想

連結業績・億円

0億円1,000億円2,000億円3,000億円4,000億円5,000億円6,000億円7,000億円売上高営業利益2026年3月期実績2027年3月期予想

第5章

2027年も増収減益予想

売上高は2.8%増予想 営業利益は4.5%減予想

短期のコスト増と中長期の成長材料

会社説明に基づく時間軸

2026過去最高売上と減益2027増収減益の会社予想2028増益基調へ転換想定2029新施設・45周年・クルーズ2030クルーズ通年稼働

時間軸

利益回復は2028年以降

短期はコストとの競争 中長期は投資回収へ

決算予定

次の確認日は7月30日

第1四半期決算で 計画との差を確認する

弱気へ移る条件

客単価上昇だけでは不十分

客単価だけ上昇入園者数が計画未達営業利益も計画未達コスト予想を上方修正

第6章

弱気シナリオ

客単価だけが上がり 利益率がさらに低下

中立を維持する条件

会社計画どおりに推移

会社予想を維持入園者数は計画線上客単価も計画線上利益率の回復は未確認

条件整理

中立シナリオ

売上は計画線上でも 利益回復は2028年待ち

強気へ移る条件

価格戦略とコスト抑制が両立

客数と客単価が計画超過高価格商品の需要維持コスト増加率が鈍化営業利益が予想超過

条件整理

強気シナリオ

客数と客単価が伸び コスト増を利益が上回る

オリエンタルランド株を見る3つの数字

売買推奨ではなく、ニュースを読む判断軸

客単価上昇の中身営業利益率の回復売上増とコスト増の差

結論

最後に見る3つの数字

値上げ幅ではなく 利益と未来の顧客を見る

— END —

客単価3.2%増でもテーマパーク利益7.1%減。ディズニー値上げの分岐点