MEDY STORY
【テンバガー】「AICROSS(4476)」の独自スコアは?利益2倍・RCS・47億円を検証
時価総額47億円、利益2倍の裏側を検証
2026年8月27日 公開
SMS・RCSの顧客基盤とAI事業、中期目標18億円の現実性を5項目・100点満点で検証します。
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スコアの仕組み
100点満点で採点
点数は株価予測ではなく、成長条件との一致度を示します。
今回の焦点
47億円と18億円
時価総額約47億円に対し、2027年営業利益目標は18億円です。
今回の焦点
ただし1年で3倍
2026年営業利益予想6億円から、2027年目標18億円へ。
オープンループ
AI株として見ると外す
本当の論点は、既存の企業顧客をRCSとAIへ広げられるかです。
問い
なぜ今見るのか
好決算の直後に、RCSの国内環境が大きく動きました。
株価
株価は戻り途上
2026年8月26日終値は1,151円。1年の値動きを確認します。
決算
上期は上場来最高
売上25.56億円、営業利益3.40億円。利益は前年同期比104%増。
RCS
10日後にRCS開始
NTTドコモは8月24日、RCSの提供を開始しました。
直近材料
KDDIと共同講演
AI CROSSは9月4日、企業のRCS活用をKDDIと共同解説予定です。
論点整理
材料は3つ重なった
好決算、RCS環境整備、法人向け提案強化が同時進行しています。
問い
何で稼ぐ会社か
社名にAIとありますが、現在の売上の中心はメッセージングです。
セグメント
3つの事業で構成
スマートメッセージング、AI、マーケティングの3事業です。
売上構成
約86%がメッセージング
上期売上の約85.7%をスマートメッセージングが占めます。
SMS・RCS
SMSからRCSへ
電話番号で届く強みを残し、画像やボタンなど表現力を加えます。
AI
AIは需要予測から
Deep Predictorは需要予測や在庫最適化を支援するAIサービスです。
協業
AIを販売網へ乗せる
パーソルクロステクノロジーと、需要予測から発注まで一貫支援します。
答え
正解はB、約86%
AI売上は約3%。主力はスマートメッセージングです。
ビジネスモデル
顧客基盤を横展開
SMSで獲得した企業へ、RCS、AI、マーケティングを追加提案します。
問い
直近の勢いは続くのか
短期の強さと、長期の成長実績を分けて評価します。
売上推移
売上は5年で拡大
2021年24.22億円から2025年41.51億円へ増加しました。
CAGR
4年CAGRは約14.4%
採点目安の20%超には届かず、長期成長だけなら満点圏ではありません。
四半期
Q2単独は減速
Q2売上は前四半期比8.05%減、営業利益は26.91%減でした。
増収要因
33%増を分解する
既存メッセージングの成長に加え、ロウプの連結寄与が含まれます。
M&A
M&A寄与を除いて考える
ロウプの連結寄与があるため、増収の全てを自力成長とは見ません。
利益成長
利益の伸びは売上以上
上期営業利益率は約8.7%から約13.3%へ上昇しました。
通期予想
通期も増収増益予想
2026年は売上53億円、営業利益6億円を会社が予想しています。
評価
成長は加速、実績はまだ途中
直近は強い一方、長期の実績とM&A寄与を差し引いて評価します。
問い
SMS市場はまだ伸びるか
成熟した通信手段に見えても、法人利用の市場予測は拡大を示しています。
市場規模
市場は約2.25倍へ
2025年256.19億円から2030年576.60億円へ拡大予測です。
普及率
推定普及率は23%
会社資料では、対象法人に対する2025年の推定普及率を23.0%としています。
答え
正解は23%
推定値ではありますが、法人向けメッセージ市場に未開拓余地があります。
導入効果
RCSは成果も出始めた
ライフカード事例では、手続き完了2倍以上やコスト削減見込みを開示。
顧客基盤
9,140社へ横展開
スマートメッセージング取引社数は前年同期比18.41%増の9,140社。
問い
利益率改善は本物か
営業利益率は上がりましたが、粗利率とARPUは逆方向に動いています。
営業利益率
営業利益率は13.3%
上期の営業利益率は、前年約8.7%から約13.3%へ改善しました。
粗利率
粗利率は逆に低下
売上総利益率は約37.7%から約35.1%へ低下しています。
販管費
販管費がほぼ横ばい
売上が33%増える一方、販管費は約5.58億円でほぼ変わりません。
ARPU
顧客増と単価低下が同居
取引社数は18.41%増えましたが、ARPUは7.09%下がりました。
AI収益化
AI事業は黒字転換
AIトランスフォーメーションは前年26百万円赤字から1百万円黒字へ。
競争力
強みは顧客基盤と接続
9,140社の企業顧客と、SMSからRCSへ広げられる販売基盤があります。
評価
モートはまだ証明途中
利益率改善は確認できても、単価上昇や強い価格決定力はまだ見えていません。
問い
最大の意外性は財務
ここが今回最大の分かれ目です。小型成長株ですが、財務はかなり堅いです。
ネットキャッシュ
ネットキャッシュ約16.2億円
現預金20.09億円から借入金約3.91億円を差し引いた概算です。
自己資本
自己資本比率66.1%
採点目安の40%を大きく上回り、前年末60.2%からも上昇しました。
投資余力
成長投資を支える余力
現金、黒字CF、低い借入依存の3点が、RCSとAIへの投資余力を支えます。
中間集計
ここまで64点
成長20、市場17、競争力13、財務14。残る20点は株価評価です。
問い
小型なら割安なのか
小さい時価総額だけでは、株価上昇余地の根拠にはなりません。
市場データ
予想PERは12.2倍
8月26日終値1,151円、会社予想EPS94.69円から約12.2倍です。
同業比較
同業PERとほぼ同水準
SMS配信のアクリートは予想PER12.4倍。AI CROSSは12.2倍です。
PSR
予想PSRは約0.89倍
時価総額47.1億円を、2026年売上予想53億円で割った概算です。
10倍の規模
10倍でも約470億円
現在の時価総額約47.1億円が10倍なら、約470.5億円です。
利益条件
同じPERなら利益も約10倍
PER12倍前後が変わらなければ、時価総額10倍には利益も大幅増が必要です。
評価
小ささは強み、割安断定はしない
時価総額は小さい一方、PERは同業と近く、利益成長の実現が必要です。
反対論
最大の壁は中期目標
高スコアでも、中期目標への道筋はまだ証明されていません。
ハードル
6億円から18億円へ
2026年予想から2027年目標まで、営業利益は3倍が必要です。
反対論の根拠
Q2単独は減収減益
Q2は前四半期比で売上8.05%減、営業利益26.91%減でした。
本線維持
それでも82点を維持
既存メッセージングの成長と顧客増、AI黒字化、財務余力は実績で確認できます。
反証条件
本線が崩れる3条件
ARPU、顧客数、AI事業利益の3つが悪化すれば、成長仮説を見直します。
終盤整理
中期目標達成を前提にしない
高い中期目標は、今後の実績で検証すべき条件として扱います。
確認ポイント
次の決算で見る3数字
取引社数、ARPU、AI事業利益の3つで、成長仮説の進み方を確認します。
総合点
5項目で82点
20+17+13+14+18。総合82点で、判定は継続観察です。
深い結論
高得点の理由はAIではない
9,140社の顧客基盤、市場成長、財務、47億円の規模が点数を押し上げました。
判定の条件
最終判定は継続観察
AI CROSSのテンバガー独自スコアは82点。判定は継続観察です。