MEDY STORY
【テンバガー】「AnyMindGroup(5027)」の独自スコアは?高成長・利益率・財務を検証
年30%級成長の裏で、財務は8点
2026年8月25日 公開
売上は4年で約3倍。Q2は売上+55.0%、営業利益+93.1%。それでも総合76点「継続観察」とした理由を、成長・市場・競争力・財務・株価評価の5項目で検証します。
AI音声ナレーションは有料プランの機能です
企業紹介
AnyMindを30秒で
アジア15カ国・地域で ECとマーケティングを支援
スコア説明
採点する5項目
テンバガー化した過去銘柄の 共通条件を5項目で検証
スコア説明
100点満点で採点
5項目を合計100点で採点 名称はテンバガー独自スコア
検証開始
なぜこの形なのか
高成長とM&Aの負荷を 5項目の数字で分解する
株価
なぜ今AnyMindなのか
8月14日のQ2決算後に 株価の見方が大きく変化
株価チャート
1年チャートで確認
5027の値動きを1年で表示 移動平均と出来高も確認
株価反応
決算前から33%上昇
8月13日588円から 8月25日784円へ上昇
一次資料
Q2で利益が再加速
売上+55.0%に対して 営業利益は+93.1%
決算数値
売上より利益が伸びた
Q2単体の伸び率では 営業利益が売上を上回る
論点設定
上昇ではなく中身を見る
株価上昇を根拠にせず 事業と財務から検証する
事業理解
何で稼ぐ会社なのか
広告会社だけではない ECと物流まで商流を支援
ビジネスモデル
売るまでを一気通貫
認知から販売・物流まで テクノロジーと実務で支援
事業構成
4つの主要領域
MarketingとD2C/ECに 2つのパートナー支援を展開
収益構造
主力は法人ブランド支援
Q2売上総利益の79%を 法人ブランド支援が占める
クイズ回答
答えは法人ブランド支援
法人ブランド支援が79% 事業の中心は企業向けへ
用語解説
BPaaSという稼ぎ方
SaaSとBPOを組み合わせ 業務プロセスまで提供する
クロスセル
顧客を横に広げる
年間1,500社超の顧客を ECや物流へ横展開する
成長性
成長は本物なのか
M&Aを除いても 高成長が続くかを検証
長期推移
売上は4年で約3倍
2021年192.5億円から 2025年573.0億円へ
成長率
4年CAGRは31.3%
売上CAGRは20%基準を 大きく上回る31.3%
利益推移
ただし2025年は減益
営業利益25.58億円から 17.98億円へ29.7%減
一次資料
Q2で増益基調へ回帰
Q2営業利益8.61億円 前年同期比+93.1%
オーガニック成長
買収を除いても伸びる
M&A除外後でも 売上+38%・利益+51%
通期進捗
通期利益の進捗は34%
上期営業利益10.55億円 通期計画30.60億円の34%
季節性
下期偏重の季節性
第1四半期が弱く 第4四半期へ積み上がる傾向
評価
成長力は高いが満点ではない
高CAGRとQ2再加速を評価 増益継続性には確認が必要
市場成長
市場は十分大きいのか
市場そのものが伸びるかと AnyMindの余地を分けて見る
市場データ
アジア市場は高成長
会社資料では関連市場に 年29%・37%の成長予測
市場比較
ソーシャルコマース37%
関連2市場はいずれも高成長 ソーシャルコマースがより高い
地域構成
海外売上は52%
売上収益の過半が海外 地域分散が成長余地を広げる
ローカル体制
海外人員比率は73%
従業員の73%が海外拠点 現地運用を自社組織で支える
クイズ正解
答えは37%
ソーシャルコマース市場は 会社資料でCAGR37%
収益力
ここが利益の分かれ目
売上を増やす力よりも 利益率を上げられるかを見る
利益率
粗利率は38.3%
Q2売上総利益78.29億円 売上204.66億円の38.3%
営業利益率
営業利益率は約4.2%
Q2営業利益8.61億円を 売上204.66億円で割る
生産性
生産性は34%改善
従業員1人当たり月間粗利が 前年同期比+34%
AI活用
AIは利益率に効くのか
データ・営業・運用をAIで接続 人員増を抑えられるかが焦点
中期目標
2027年は利益率6%目標
Q2約4.2%から 2027年6%以上を目指す
M&A実績
買収後に伸ばす力
過去9件のM&A対象は 取得時から平均売上4.4倍
競争力
モートは組み合わせ型
単独ソフトより データ×運用×海外網
財務
最大の弱点は財務
ここが今回最大の分かれ目 M&Aの負荷をBSで確認
一次資料
貸借対照表を原本で見る
現金・借入金・のれんを 2026年6月末で確認する
有利子負債
借入金が現金を上回る
現金83.17億円に対して 借入金は127.91億円
M&A負荷
のれんは83.06億円
2025年末38.34億円から 2026年6月末83.06億円へ
自己資本
自己資本比率は34.2%
2025年末37.4%から 2026年6月末34.2%へ
キャッシュフロー
営業CFは黒字転換
前年上期-3.02億円から 今上期+6.58億円へ改善
中間集計
ここまで61点
4項目合計は61点 残る20点は株価上昇余地
株価評価
481億円はまだ小さいか
規模だけでなくPERとPSRを 成長率とのバランスで見る
株価指標
8月25日の評価水準
株価784円・時価総額481.40億円 予想PERは28.82倍
同業比較
PERはAppierと近い
AnyMind28.82倍 Appier31.74倍
株価指標
予想PSRは約0.61倍
時価総額481.40億円÷ FY26売上予想791.1億円
同業比較
PSRはAppierより低い
AnyMind約0.61倍 Appier約2.42倍
成長率との比較
PEGは約0.38倍
PER28.82倍÷ 純利益成長率75.8%
10倍検証
10倍なら4,814億円
現在481.40億円から 10倍で約4,814億円
反対論
最も強い反対論
高成長はM&Aで買った売上を 足しているだけではないか
M&A負荷
M&A負荷には根拠がある
Q1で3社を新規連結し のれんと借入金も増加した
オーガニック成長
買収を除いても伸びた
M&A除外後でも 売上+38%・営業利益+51%
M&A実績
買った後に伸ばせるか
過去9案件の対象会社は 取得時から平均売上約4.4倍
反対論
問題はPMIの再現性
買収件数が増えても 同じ成功率を維持できるか
間
成長と負荷は表裏一体
反対論の処理
反対論を踏まえた結論
M&Aは成長エンジンであり 同時に最大のリスクでもある
最終判定
最後に何を確認するか
成長を見る段階から 利益と現金を見る段階へ
チェック項目
次回決算の3数字
オーガニック粗利成長率 営業利益率・営業CF
スコア集計
5項目を積み上げる
22+17+14+8+15 合計76点
最終判定
76点、継続観察
テンバガー独自スコア76点 判定は継続観察
締め
次回は3数字を確認
粗利成長率・営業利益率 営業CFを次回も追う
