
「ニュースレターの購読者を増やす方法を教えてください。」
今回はマーケティングの専門家がニュースレターの購読者をゼロから数万人に増やした方法について、わかりやすく解説します。
マーケティングの専門家がニュースレターの購読者をゼロから数万人に増やした方法
今回取り上げるのは
ANN HANDXLEYさん
https://annhandley.com/
というマーケティングトレーニングの会社の代表です。会社の購読者数は60万人を超えるマーケティングのプロフェッショナルで、Forbesの「20 Best Marketing And Social Media Blogs By Women」にも選ばれた人物です。
こちらから、ニュースレター購読が可能です。
https://annhandley.com/newsletter/
マーケティングの専門家がニュースレターの購読者をゼロから数万人に増やした方法
1.自分が読みたい情報を書く
自分が知りたい情報
自分が読みたい情報
を書く
というのが、退屈なニュースレターにならないコツと言います。
実際にニュースレターを見てみると
日本語訳なので、ニュワンスは英語とは異なりますが

- TA #137:2023 年のマーケティング戦略を定着させるための 1 つの重要なこと [船のダジャレが含まれる場合と含まれない場合があります]
- TA #136:AI 革命: 悪魔か天使か? プラス: アーノルド・シュワルツェネッガーからのニュースレターのアドバイス
- TA #135:宝石を掘る: 大好きな 3 つの文
- TA #134:私たちが書く理由: センティエント トースター オーブンについての話
- TA #133:ブランドの声を最大限に搾り取る
- TA #132:あなたの質問に私が答えます: AI に関する質問、最も重要なメール指標、何を読むべきか…など
- TA #131:オウムから散文へ
- TA #130:ロボットにはできないような書き方をする方法
- TA #129:AI ライティングとタイプライター: その全貌
- TA #128:’23 の 13 の新しい意図をポッピン
と、読みたくなるようなニュースレターのタイトルが記載されています。
退屈なニュースレターは、どうしても「ビジネス的な言葉だけ」「内容がわからない同じテンプレート」になりがちです。
ニュースレターで何を書いていいのか、わからない方は「自分が知りたい」「自分が読みたい」と思う情報で執筆したうえで、タイトルや見出しを工夫して、その内容を伝える必要があります。
2.自分のニュースレターのコンセプトを定義する
ANN HANDXLEYさんのニュースレターの購読ページには
私は 2 週間ごとに、自分が行っていることや、共有する価値があると信じていることについて (文字通り) 手紙を送ります。
新しいライティングのヒント、役立つマーケティングのアイデア、新鮮な考え、元気の出る悪ふざけなどを、私からあなたの受信箱に直接お届けします。日曜日の早朝に到着します。それは無料です。そしてスパムは 100% 排除されます。いつでも購読を解除してください。
手紙をもらうのが大好きです。もしかしたらあなたもそうかもしれません?
と書いてあります。
- 自分が行っていることや、共有する価値があると信じていることを届ける
- 新しいライティングのヒント、役立つマーケティングのアイデア、新鮮な考え、元気の出る悪ふざけが内容
- 2週間ごとに送信する
- 日曜日の朝送信される
- スパムはない
- 無料
- いつでも解約可能
という、ニュースレターのコンセプトになることを、まずは読者に伝えています。
- 誰に読んでほしいのか?
- どういう内容を書くのか?
- いつ届くのか?
これを宣言することで、自分がニュースレターを執筆する際にも、コンセプトから外れずに書けるメリットがあり、かつ、読む人も内容を理解して読みたいと思うターゲットだけになるので、ロスがないのです。
3.読ませるニュースレターの構造
ANN HANDXLEYさんのニュースレターが優れているポイントは
読ませる力があるニュースレターの構成
です。
パンプキン スパイス ニュースレター: コピーライティングの力におけるケーススタディ
というタイトルのニュースレターですが
うんこ絵文字と全く同じ残念な色の布張りの中古ソファ 2 脚をどうやって売るのか?
というストーリーから、ニュースレターがはじまります。
茶色の中古のソファを、最新のグレーのソファに交換できた、実体験から話が始まります。
どうやって売ればいいのか?悩んだ結果、広告文を作り、うまくいかずに、広告文を見直し、無事売れた。というストーリーで、そこから導き出せる教訓をおさらいして、このニュースレターは終わります。
- 引き寄せる結果
- ストーリー
- どうやって、中古の古いソファを売ったのか?
- 実際に、試したキャッチコピーのパターン
- 結果
- 考察(教訓)
という構成になっています。
この構造であれば、ニュースレターを最後まで読みたい、という気になるかと思います。
すべてのこの構造である必要はありませんが・・・
- はじめの方に読者の興味を引くコピー
- 実体験などのストーリー
- 実際にどうやったのか?の手法と結果
- 得られる教訓
などが、きれいに書いてあると、読まれやすいニュースレターが書けるのです。
4.作成の時間をかける
上記のような構造のニュースレターを考えるのには、それなりに製作時間がかかります。
実際にANN HANDXLEYさんは
ニュースレターの執筆には
- 4回の下書きで8時間
- 平均して2~3日
費やしているそうです。
時間をかけてでも、自分の商品であるニュースレターの品質にこだわって、作成しているということです。
早く書こうと思えば、AIに依頼したような文章になってしまい、誰でも作れてしまうのです。
- 自分ならではのニュースレター
- 読んでいる人にとって価値のあるニュースレター
をつくるためには、労力をかける必要性もあるということです。
5.楽しみながら継続する
上記のように労力をかけるのを継続するのは、簡単なことではありません。
継続するためには「自分が楽しむ」ことが重要であり、
「自分が楽しむ」ためには、読者のリアクションが必要
という考え方をもっています。
そのため、ANN HANDXLEYさんは
自分なりの成果測定指標を持っていて
- Open to Write Back Rate
つまり、「送信者数に対して、何人が返信してくれるか?」の割合を重視しているとのことです。
読者から、多くの返信・反応が来れば、それが楽しみとなり、読者が反応してくれるためのニュースレターを書くのが楽しい、またそれに力を入れる
という好循環になっているのです。
- 読者から反応が多いというのは、読者に価値がある情報が届いている証拠
という考え方です。
まとめ
上記に紹介したニュースレターは、あくまでも成功するための方法の一例ですが
- 自分が読みたい情報を書く
- 自分のニュースレターのコンセプトを定義する
- 読ませるニュースレターの構造
- 作成の時間をかける
- 楽しみながら継続する
というのは、どのニュースレターにも、通ずる重要な要素でもあります。

ニュースレターに本気で力を入れたい方には、おすすめのニュースレターです。