「ニュースレターとメルマガの違いは、何ですか?」
今回はニュースレターとメルマガの違いについて、わかりやすく解説します。
目次
ニュースレターとメルマガの違い
定義の違い
企業や組織が、その活動に関わるニュースを、印刷物ないしは電子出版物に掲載して、構成員、顧客、従業員、その他の購読者に配布するもの
出典:wikipedia
メルマガ(メールマガジン)とは
発信者が定期的にメールで情報を流し、読みたい人が購読するようなメールの配信の一形態
出典:wikipedia
ニュースレターの方が広義の意味があり、アナログな印刷物も含まれます。
一方、メルマガは「メール」という電子送信するものであり、アナログな印刷物は含まれません。
配信内容の違い
あくまでも、特定の法人・個人が自社・自分の購読者へ配信するものだけを言うため、「他社への広告」などは含まれません。
メルマガ(メールマガジン)
一方で、メルマガの場合は、メルマガ自体に広告枠が設定されていることもあり、発信者とは関係のない広告主(他社)の広告が掲載されることがあります。
機能の違い
メールで送信するものがほとんどで、HTMLメールタイプのものが多いです。ただし、一部、印刷媒体でもニュースレターと呼びます。
メルマガ(メールマガジン)
メールで送信するもので、(テキスト型・HTMLメール型)があります。
日本国内と海外の違い
日本
メルマガ(メールマガジン)が主流です。
海外
ニュースレターが主流です。
ツールの違い
ニュースレターの配信ツールでは、会員獲得、会員管理、HTMLメールの作成、過去送信データのアーカイブ、メディア作成、有料会員機能、有料コンテンツ販売機能、分析機能があるものが多いです。
また、無料のツールが基本です。有料会員や有料コンテンツ販売で一部手数料の発生があります。
メルマガ(メールマガジン)
メルマガ配信ソフトまたはメルマガ配信サービス(メールマガジンスタンド)を使うものが多いです。会員獲得、会員管理、HTMLメールの作成、ステップメール、ABテスト、分析機能があるものが多いです。
初期費用、月額費用、配信通数の従量課金があり、有料で使うものがほとんどです。
利用者の違い
自社、自分のサービスや取り組みのファンに対して送るものという位置づけです。個人の方、個人事業主の方、中小企業、大企業まで幅広い層が利用しています。
メルマガ(メールマガジン)
ある程度、多くの会員を持つ、大手企業が会員向けに配信する目的で利用していることが多いです。
日本でニュースレターとメルマガの違いって本当にあるの?
あまりない
というのが正直なところです。
おおむね、ニュースレターは、ファンに対してのエンゲージメント(結びつき)を高めるために利用されるものであり、メルマガは、広告的な使い方が多いものなのですが
明確な線引きはなく、どちらも「同じもの」と考えて差し支えないものです。
近年、欧米では、ニュースレターによるマーケティングが注目集めてきており、SNSではないニュースレター配信のメリットが見直されてきています。
その流れにのって、欧米で流行っている、進化型のメルマガ(例:Substack)のことを「ニュースレター」と呼ぶこともあります。
「何が進化しているのか?」というと
ニュースレター運営ツールを使うことで
- 個人でも簡単に利用できる
- 無料で利用できる
- メディアも同時に構築できる
- HTMLメール形式で配信できる
- ブログのようにメルマガを発信できる
- 有料会員で収益化ができる
- 有料コンテンツの販売ができる
というメリットが出てきている点です。
今までは、メルマガを個人で発信すると、有料のメルマガ配信ソフトは使いにくく、メルマガ配信スタンドは、自分独自の会員ではないため会員資産として残らない、というデメリットがありましたが、それを解決し、ブログを運営するような簡単な方法でファンに向けて、メルマガを配信することができるのが特徴です。
今後、日本でも、「メルマガは古い」「今はニュースレターでしょ」という時代が来るかもしれません。