ニュースレターによるメールマーケティングでよくある失敗

ニュースレターを作成・配信するときによくある失敗ってありますか?

今回は、ニュースレターによるメールマーケティングでよくある失敗について丁寧に解説します。

ニュースレター配信の目的とは?

最近では、退屈なメルマガ、ニュースレターがあまりにも多いので、「メールを読む」という行為を敬遠しがちな方も多いかと思います。

あくまでも

ニュースレターを配信することの目的は「ファンを増やすこと」

です。

読者にとって、有益な情報、有益な内容でなければ、必然的にニュースレターの購読をやめてしまうので、メールマーケティングとしては失敗してしまうのです。

よくあすニュースレター作成、ニュースレター配信の失敗から、正しいニュースレターマーケティングの方法を考えていきましょう。

ニュースレター作成・配信でのよくある失敗

1.あなた自身のこと、あなたのビジネスのことばかりにフォーカスしている

ニュースレターの目的は

あなた自身のこと、あなたのビジネスのファンになってもらうこと

です。

これ自体は間違えではありません。

しかしながら、

「自分の自慢ばかりしている人と友達になりたくない」

というのと同じで、

  • あなた自身のこと
  • あなたのビジネスのメリット
  • あなたのビジネスの強み

ばかりのメールは、だんだんと読む気がなくなってきます。

読者が欲しいのは、あくまでも「自分に価値がある情報」です。

  • お得な情報
  • ビジネスを成長させるアイデア
  • 氾濫している情報を整理してくれること
  • 深い知識に基づいた見解
    ・・・

なのか、読者によって「自分に価値がある情報」は様々ですが

あくまでも

  • 読者にとって、価値のある情報をニュースレターで配信する

ということが大前提であって

  • あなた自身のこと、あなたのビジネスのメリットを配信するのではない

ということなのです。

相手の立場にたって、ニュースレターを作成・配信しない限りは、ファンは増えるどころか、アンチが増えてしまいます。

  • 読者に必要な情報は何なのか?
  • 読者が求めている情報は何なのか?
  • 読者に価値のある情報は何なのか?

読者起点で物事を考えることが重要です。

2.セールスしすぎている

メールマーケティングの目標が

  • 自社商品の販売
  • 自社サービスへの登録

の場合、マーケティングの担当者は

あらゆるカ所にCTA(購入ボタン、登録ボタン)を設置し
メールの大部分に、自社のセールスに関する情報を載せ
バナー広告を多く設置する

ような行動に出てしまいがちです。

これは大きな間違えです。

CTAをたくさん設置したからと言って、成果が劇的に増えることはありません。むしろ、目障りで読む人が少なくなるデメリットしかありません。

ニュースレターはブランドを構築し、視聴者の信頼と尊敬を得るためのツールです。

前述したように、読者にとって役立つ情報を配信するからこそ、ブランドとの関係性が構築され、読者の信頼を獲得し、長い目で見て成果につながるのです。

ニュースレターは、直接的な利益ではなく、コミュニティとブランドを構築するための長期的なマーケティングであることを理解しましょう。

3.目標を決めてない

  • 何のためにニュースレターを配信するのか?
  • どんな成果に期待してニュースレターを配信するのか?

を決めて、測定していかない限りは

ニュースレターを配信していく間に

  • 配信することがが目的となってしまう

ことが往々にして発生します。

「配信すること」は目的ではないのです。

  • 登録者を増やしたい
  • 購入につなげたい
  • 会員登録につなげたい
  • 口コミを増やしたい
    ・・・

ニュースレターによって、いろいろな目的がありますが

必要なことは

  1. ニュースレターの目標を決めること
  2. ニュースレターの数字目標を決めること
  3. 上記に対して、PDCAを繰り返して改善していくこと

です。

やらされているニュースレター配信ほど、読者にとっても、配信者にとっても、不利益なことはありません。

4.人間味がない

意外かも知れませんが

ニュースレターの読者は「人間味」を重要視します。

パターン化された情報、テンプレート化された情報は、既知のものが多く、新しい発見も、ドキドキも、わくわくも、共感も、起きにくいからです。

マーケティング担当者は、逆に、執筆の労力を減らすために、パターン化、テンプレート化をしがちです。どんどん人間味が失われてしまい、AIで書いたような文章になってしまいます。

結局、人間味が失われたニュースレターは、読まれなくなってしまい、マーケティングは失敗に終わってしまうのです。

あくまでも、発信者の個人視点のこと、ブランドとしての独自の視点のこと、発信者自身の視点のこと、などを織り交ぜなら、フェイストゥーフェイスで話すときのように、ニュースレターを作成した方が、読者は受け入れやすいのです。

5.効果検証をしていない

どんなメールマーケティングでも、PDCAは重要です。

メールマーケティングの場合は

  • メールの到達率
  • メールの開封率
  • メールからのコンバージョン率

などの成果を追いかけることが可能です。

  • どのタイトルが良かったのか?
  • どのニュースレターが良かったのか?
  • どのCTAがコンバージョン率が良かったのか?
    ・・・

良いニュースレター、悪いニュースレターを把握することで、はじめて読者が必要としているものが見えてくるのです。

効果検証と改善は、メールマーケティングでも、必要不可欠な作業です。

まとめ

ニュースレターによるメールマーケティングでよくある失敗には

  1. あなた自身のこと、あなたのビジネスのことばかりにフォーカスしている
  2. セールスしすぎている
  3. 目標を決めてない
  4. 人間味がない
  5. 効果検証をしていない

というものが挙げられます。

上記の失敗項目があるのであれば、早急に見直すことが重要です。反面教師として、上記に該当しないようなメールマーケティングを実施しましょう。