ニュースレター成功事例紹介「書籍紹介ニュースレター」

今回は、Substackの成功者「What to Read If」を執筆しているエリザベス ヘルド氏のインタビューをまとめたものです。

Substack(サブスタック):エリザベス ヘルド氏のインタビュー

What to Read If

あなたのニュースレターを一言で表すと何ですか?

What To Read If は、本好きが次の素晴らしい本を見つけられるよう支援することに特化した、毎週の書籍推奨ニュースレターです。

読者に何を提供しますか?

私の目標は、人々が雑音をかき分けて、回想録、ミステリー、ロマンスなど、本当に読みたい本を見つけられるように支援することです。毎週、ニュース、ポップ カルチャー、読者のリクエスト、そして私自身の気まぐれに基づいて、購読者に 3 冊の本を紹介します。私は、ベストセラー リストやすでに話題になっている本を超えて、読者がまだ聞いたことのない本に焦点を当てようとしています。多様な作家やジャンルを取り上げることも心がけています。

数字で見る成長

  • 無料ニュースレター開始:2020年11月
  • 無料購読者:2,200人

コンテンツ戦略

  • スケジュール:月曜日:おすすめの本、木曜日:Q&A

Substackの成長に関して他のライターに提供できるもっとも有効な学びは何ですか?

自分の本 Substack を出版する前に、他に誰が本について書いているのか、Substack で読んでいるのか、そしてそこから何を学べるのかを調べました。

CrookedReadsと BooksOnGifを見つけて、すぐに両方の虜になりました。私が立ち上げたとき、私は彼らの仕事が大好きで、最近自分のニュースレターを始めたというメモを二人に渡しました。最良の場合、彼らは購読してくれるだろうと私は考えました。最悪の場合、彼らは私を無視するでしょう。CrookedReads を執筆している Ashley Holstrom さんは、私のメモを受け取った後に購読し、数か月後に記事で私を紹介してくれました。

私も好きなことについて熱心に話している人を見つけたら、簡単なメモを書いて自己紹介をすることがよくあります。人は常に、自分のやっていることを他の人が気に入っていると聞きたがります。特に今は、誰もがつながりを求めていると思います。

初めて Q&A シリーズを立ち上げたとき、私が直接知っている人、または以前にオンラインで交流したことのある人を取り上げました。Q&A を公開すると、より「コールド」なアプローチをより安心して行うことができるようになりました。誰かが適切かどうかを判断するために、私はその人の Twitter プロフィールやメディア出演をざっと調べます。彼らが以前に小規模なメディアやブログとのインタビューを行ったことがあれば、チャンスはあると思います。彼らがメディアをやっているように見えない場合、それは適切ではない可能性があります。たとえ彼らがノーと言ったとしても、私は何も失っていないので、私は時々、とにかくそれらの人々にアプローチします。たとえ Q&A が新たな購読者の流入につながらなかったとしても、それは新しい人々に出会う絶好のチャンスです。

出典:Substack

ニュースレター成功例の分析

上記の成功事例で注目すべきなのは

  1. 同業者に紹介してもらう
  2. Q&Aの活用

という2点です。

同業者に紹介してもらう

このニュースレターの作者は

ライバルになるだろうニュースレター運営者にコンタクトを取って、紹介してもらう

という行動をしました。

「ライバルを紹介する」というのは、なかなかできないことと思われがちですが、ニュースレターのような個人のビジネスの場合は、「ライバルではなく、志を共にする仲間」という位置づけになることも多く、アドバイスをもらえたり、紹介してもらえることも少なくありません。

積極的に、興味がある、関心が引かれた、ライバルのニュースレター運営者にコンタクトを取ってみるというのも賢い方法と言えます。

Q&Aの活用

ここでいうQ&Aというのは

  • 「書籍の執筆者に対するインタビュー」

のことを言っています。

本を紹介するのではなく、本の作者のインタビューによって、それほど有名でない本でも興味を持ってもらうような仕掛けと言えます。

また、質問の最後には「最後に、オススメしたい本はありますか?」と聞くことで、また新たな「本の作者がおすすめする本」がでてくる仕組みとなっています。

インタビュー記事は、そのニュースレター運営者にしか作れないコンテンツですので、価値が高いと言えます。