
「ニュースレターってどうやって作れば良いですか?」
今回は、簡単なステップでニュースレターを作成する方法について解説します。
簡単なステップでニュースレターを作成する方法
1.ニュースレターの目的を決める
- 何のためにニュースレターを作るのか?
- 何を目的としてニュースレターを発行するのか?
をまずは決めなければなりません。
目的がない、ゴールがない、と戦略も立てられないからです。
目的を決めることが、ニュースレターを作成するための最初のステップです。
目的を決めるための確認事項
- ターゲットは誰ですか?どんな人ですか?
- ターゲットのニーズは何ですか?
- ニュースレターの目標(成功の指標)は何ですか?
- ウェブサイトへの訪問者数の増加
- 商品やサービスの販売数の増加
- ファンの増加
- 顧客とのコミュニケーションの強化
- 発行するコンテンツの種類は何にしますか?
- ブログの記事
- 広告宣伝
- イベント情報
- 最新情報
- ニュースレターの発行頻度はどうしますか?
- 購読者は、発行するニュースレターからどんな価値を得ますか?
2.ニュースレターの付加価値を決定する
ニュースレターの目的は、購読者に価値(メリット)を与えることです。
- 他の人が持っていない情報(発信者独自の情報)
- 割引やクーポンなどの特典
- 最新情報のまとめ情報(キュレーション)
- ハウツー情報
- 電子コンテンツ(資料、電子ブック、ツール、テンプレートなど)
購読者に価値(メリット)を与えない限り、購読者は増えませんし、購読者が減っていってしまいます。
「このニュースレターで、購読者にどんなメリットを与えらえるのか?」はしっかり考える必要があります。
3.ニュースレターの配信プラットフォームを選択する
ニュースレターの配信は
メールが送れれば、どんなものでもできないことはありません。
Gmailでも、Yahoo!メールでも、Outlookでも、できます。
ただし、考えなければならないのは、ニュースレターの作成・配信はどんなツールでもメールさえ遅れれば簡単にできますが、確実に配信されるようにすることは別の話です。GmailやOutlookで数百の連絡先にキャンペーンを送信しようとしても、購読者の受信トレイに届く可能性はほとんどありません。スパム扱いされてしまったり、多くのメールに埋もれてしまったりするからです。
だからこそ、専用のニュースレター配信プラットフォームを利用することが不可欠なのです。
ニュースレター配信プラットフォームを利用することで
- ニュースレターをブログのように簡単に書くだけで配信することができる
- ニュースレターのHTMLデザインが簡単
- 簡単に購読登録ができる
- 開封数、開封率、閲覧数など、ニュースレターに関する分析ができる
- 顧客の管理ができる
- 無料・有料の配信ができる
などが可能になります。
簡単にニュースレターを配信するためには、ニュースレター専門の配信プラットフォームを利用することをおすすめします。
4.ニュースレターのコンセプト・配信ルールを決定する
ターゲットやターゲットの持つニーズが定まったら、自分のニュースレターのコンセプトを決めます。
例:ニュースレターの書き方ニュースレター
- ターゲット:ニュースレターの作り方がわからない方
- ターゲットの欲しいニーズ:ニュースレターの作り方・購読者の集め方
↓
コンセプト
- ニュースレターの作り方・購読者の集め方を事例を持ってわかりやすく説明するニュースレター
コンセプトが定まれば、配信前の他の情報も決められます。
- ニュースレターの名前
- 配信プラットフォームの自分のニュースレターのURL
- ニュースレターの紹介文
- 自己紹介文
- 配信頻度(執筆頻度)
- ニュースレターのデザイン(アイコン、カバーが造、キャラクター)
- 購読の料金体系(無料・有料・無料一部有料)
5.ニュースレターを書く
実際にニュースレターを書いてみましょう。
ニュースレターの書き方は、人それぞれですが
- タイトル
- 見出し
- 本文
- 見出し
- 本文
- 見出し
- 本文
というレイアウト構成になるため、ほぼブログと同じです。
コンセプトさえしっかりして、ニュースレターの配信内容を決めておけば、それほど難しいものではありません。
例:ニュースレターの書き方ニュースレター
であれば
配信するニュースレターの種類を
- 【書き方ガイド】
- 【事例】
- 【ニュース】
- 【テンプレート・代行】
の4つに分類して配信します。
例えば、事例であれば
【事例】○○株式会社のニュースレター
- 事例紹介(配信ターゲット、配信内容の一部、配信頻度)
- 事例分析(良いところ・参考になるところ)
- 事例の活用方法
というレイアウト構成で執筆することになります。
基本のレイアウト構成が決まれば、あとは事例が変わっても、同じような記事構成で書き続ければ良いのです。
6. ニュースレターの購読者を集める
ニュースレターを書きはじめたら、次に必要になるのは
購読者を集めること
です。
購読者がいなければはじまらないのです。
ただし、全くニュースレターを書いていない段階で、購読者を集めても説得力がありません。バックナンバーも踏まえて、ある程度のニュースレターがあって、はじめて購読者を増やすフェーズになります。少なくとも、数件は、ニュースレターの配信後(バックナンバーが見れる)状態である必要があります。
ニュースレターの購読者は、メールリストを購入して配信する形はおすすめできません。オプトインといって、100%「メール配信への同意」がある方に配信する必要があります。
リストを購入して配信するという方もいるのですが、これは発信者の信頼性が損なわれ、本当のファンが来なくなってしまいます。
ニュースレターの配信プラットフォームを利用すれば、簡単に購読者はメールアドレスを入力するだけで購読できる仕組みになっています。
このニュースレター配信プラットフォームのURLを
- 名刺で配布する
- ウェブで宣伝する
- SNS(twitter、facebook、Instagramなど)で告知する
- LINEで宣伝する
- その他、商品の販売サイトや自分のサービスの掲載先に掲載する
- ニュースリリースに掲載する
- ・・・
など、様々な方法で告知をして、購読者を増やす必要があるのです。
既存の購読者はインポートできる
ニュースレターの配信プラットフォームには
- メールアドレスのインポート機能
があります。
そのため、既存の購読者のメールアドレス一覧があれば、すぐにインポートして、購読者を増やすことができます。
手動で増やすことも可能です。
7. ニュースレターの購読者の反応を分析する
ニュースレターは配信しただけで、終わりではありません。
より良いニュースレターに改善することで、購読者を増やすことが可能になります。
改善のためには、分析が必要になります。
ある程度のニュースレターの配信が終わったら
- どのような内容のニュースレターが見られているのか?
は、閲覧数や開封数、開封率で分析することができます。
反応の良いネタ、反応の良いニュースレターは
- タイトルの付け方が良い
- ネタのチョイスが良い
- ニュースレターの内容が良い
- 興味がある時事ネタ
など、何かしらの理由があって、結果が良くなっているはずです。
また、逆に反応の悪いネタ、反応の悪いニュースレターも出てきます。
反応の悪いニュースレターの悪い点をなくして
反応の良いニュースレターの良い点を踏襲する
ことで、どんどん反応の良い、購読者が満足するニュースレターができあがります。
購読者の満足度が上がると、口コミなので、どんどん購読者の数も増えるのです。
結果として、当初設定したニュースレターの目的を実現できるように変わっていくのです。
まとめ
簡単なステップでニュースレターを作成する手順は
- 1.ニュースレターの目的を決める
- 2.ニュースレターの付加価値を決定する
- 3.ニュースレターの配信プラットフォームを選択する
- 4.ニュースレターのコンセプト・配信ルールを決定する
- 5.ニュースレターを書く
- 6. ニュースレターの購読者を集める
- 7. ニュースレターの購読者の反応を分析する
です。

難しく考えすぎてしまうと、なかなかニュースレターの配信をはじめられないので、目標・コンセプトをしっかり設定したら、難しく考えすぎず、まずはやってみて、徐々に改善していく形をおすすめします。