AI × VIDEO
AIで動画を作る
medyがAIで動画を自動生成するわけではありません。構成・台本・データの並びをAIにJSONで書かせ、それをmedyに貼り付けると、シーン・グラフ・地図・ナレーションが一括で組み上がります。中身は人が確かめられる状態のまま、作る時間だけが短くなります。
まず結論
AIで動画を作る方法は、大きく2種類あります。ひとつは映像そのものをAIに生成させる方法(Sora・Runwayなど)、もうひとつは構成と台本をAIに書かせ、それを図・文字・音声で組み立てる方法です。medyは後者です。ChatGPTなどに構成をJSONで書かせ、貼り付けるとシーン・グラフ・ナレーションがまとめて組み上がり、そのまま動画として書き出せます。実写のような映像は生成しません。
できること
📥 貼るだけで一括生成
AIが返したJSONを貼り付けると、全シーンが一度に作られます。1シーンずつ手で足す必要はありません。
📊 グラフ・地図も含めて
JSONの中にグラフの種類とデータ、地図の巡回する国まで書けます。図まで含めて一気に組み上がります。
🎙 ナレーションも一緒に
narration を書いておけば、AI音声の読み上げと字幕がそのまま付きます。録音は不要です。
✍️ あとから全部直せる
取り込んだ後は普通の編集画面です。AIの書いた文も数字も、その場で直せます。
AI動画の作り方は2種類ある
「AIで動画を作る」と言うとき、まったく違う2つのことが同じ言葉で呼ばれています。どちらを探しているかで、使うツールが変わります。
| ① 映像そのものを生成する | ② 構成をAIに書かせて組み立てる | |
|---|---|---|
| 何が出てくるか | 実写やアニメのような映像 | 図・文字・音声で構成された解説動画 |
| AIがやること | 映像を描く | 台本・シーン割り・数字の並べ方を考える |
| 向いている用途 | イメージ映像、演出カット | 説明、解説、報告、データの紹介 |
| 数字の正確さ | 映像に数字は出せない | 自分で確かめた数字をそのまま出せる |
| 直したいとき | 指示を変えて生成し直す | 文字も数字もその場で直せる |
| 代表的なツール | Sora / Runway など | medy(このページ) |
②のほうが向いている場面
- 伝えたい数字や事実が決まっていて、それを正確に出したい
- 毎月・毎週など、同じ形式で出し続けたい
- あとから文言や数字を直す可能性がある
- 顔出しや撮影をせずに解説動画を作りたい
- 作った根拠(出典)を画面に残したい
3ステップで動画になります
- ChatGPTなどのAIに、下のプロンプトを投げる
- 返ってきたJSONをコピーして、medyのスタジオで「取り込む」に貼る
- 内容を確認・修正して、動画として書き出す
そのまま使えるプロンプト
テーマの行だけ書き換えて、AIにそのまま貼り付けてください。JSONだけを返すよう指示しているので、返答をそのままコピーできます。
AIに貼り付けるプロンプト
あなたは動画構成の作家です。以下のテーマで、データ動画の構成をJSONだけで出力してください。
テーマ:日本の再生可能エネルギー比率の推移
出力ルール:
- 説明文やコードブロックの記号は書かず、JSONのみを返す
- scenes は 6〜10 個
- 各シーンに narration(読み上げ文・55〜90字)を必ず入れる
- 数字を見せるシーンには chart を入れる
- 数字は出典が確認できるものだけを使い、不確かなら narration に含めない
形式:
{
"title": "動画のタイトル",
"hero": { "subtitle": "サブタイトル", "lead": "導入文", "narration": "冒頭の読み上げ" },
"scenes": [
{
"era": "小見出し",
"title": "画面の見出し",
"body": "画面に出す短い文",
"narration": "読み上げる文",
"mediaKind": "chart",
"chart": {
"chartType": "bar",
"data": [{ "label": "2020", "value": 20.8 }],
"ySuffix": "%",
"source": "資源エネルギー庁"
}
}
]
}
chartType は bar / line / area / donut / hbar / race / scatter / sankey / pictogram から選ぶこと。JSONの形
最小構成はこれだけです。scenes の中に、シーンを順番に並べます。グラフも地図も、同じJSONの中に書けます。
取り込めるJSONの例
{
"title": "ニカラグアと米国、お金の矛盾",
"scenes": [
{
"era": "導入",
"title": "反米なのに、米国頼み",
"narration": "反米を掲げる政権の経済が、実は米国からの送金に支えられています。",
"mediaKind": "chart",
"chart": {
"chartType": "line",
"data": [
{ "label": "2019", "value": 18.3 },
{ "label": "2021", "value": 22.1 },
{ "label": "2023", "value": 27.4 }
],
"ySuffix": "%",
"chartTitle": "GDPに占める送金の割合"
}
},
{
"era": "地図",
"title": "人とお金は逆向きに動く",
"narration": "人はニカラグアから米国へ、稼いだお金は逆方向に家族へ戻ります。",
"mediaKind": "map",
"pattern": "media-only",
"map": {
"mode": "regions",
"mapKind": "world",
"regionSeconds": 4,
"regionScenes": [
{ "id": "ni", "focus": ["558"] },
{ "id": "us", "focus": ["840"] }
]
}
}
]
}| 書けること | フィールド | 内容 |
|---|---|---|
| 文章 | era / title / body / narration | 小見出し・見出し・画面の文・読み上げ文 |
| グラフ | chart | 種類とデータ、単位、出典まで |
| 地図 | map | 日本/世界、巡回する地域、秒数 |
| 素材の自動挿入 | imageQuery / videoQuery | テーマを書くと、写真や動画を探して入れます |
| 話者 | narrator | 2 を指定すると2人目の声で読み上げます |
| ショートの尺 | shortSec | シーンごとの秒数 |
AIに任せてよいこと、いけないこと
| 任せてよい | 自分で確かめる | |
|---|---|---|
| 構成 | シーンの並び、話の順番 | 結論が事実と合っているか |
| 文章 | 言い回し、読み上げ文の長さ調整 | 断定しすぎていないか |
| 数字 | — | 出典・年・単位。ここは必ず人が確認する |
| グラフの選択 | 種類の提案 | その図が誤解を生まないか |
AIは、もっともらしい数字を作ることがあります。medyは数字を扱うツールなので、ここを人が確認しないと、見た目が整っているぶん誤りが伝わりやすくなります。取り込んだ後に数字だけ見直す運用をおすすめします。
AI動画生成サービスとの違い
文章を入れると動画が出てくるサービスとは、作り方の考え方が違います。どちらが良いかは目的によります。
| 一般的なAI動画生成サービス | medy | |
|---|---|---|
| 生成のしかた | サービスが中身まで自動生成 | AIは構成案を書き、組み立てはmedy |
| 中身の修正 | 作り直すことが多い | 取り込んだ後、1行ずつ直せる |
| 数字の扱い | 見た目重視で検証しにくい | データを自分で持ち込むので確認できる |
| 使うAI | サービス指定のもの | 手持ちのAIを自由に選べる |
| 同じ形式での量産 | 毎回ゆらぐ | 同じJSONの形なので体裁が揃う |
ここまでの内容、無料で試せます
無料ではじめるこんなときに向いています
- 毎週の解説動画を、構成づくりから短縮したい
- 調査データをもとに、AIに台本を書かせたい
- 同じ体裁のシリーズを、テーマだけ変えて量産したい
- 長いレポートを、動画の構成に落とし込みたい
- 社内の資料を、説明動画に作り替えたい
向いていない用途
次のような場合は、AI経由よりも直接編集したほうが早いです。
- 1〜2シーンだけの短い動画
- 手元にすでに構成が決まっている場合
- 実写素材の編集が主な目的の場合
作り方
- AIにプロンプトを渡す — 上のプロンプトのテーマ行を書き換えて投げます。
- JSONを取り込む — スタジオの取り込み欄に貼るか、JSONファイルを選びます。
- 数字と文章を確認する — 出典・年・単位を確かめ、言い回しを整えます。
- 書き出す — 縦型9:16、横型16:9など、投稿先に合わせて出力します。
操作の詳しい手順はmedyの使い方にまとめています。
取り込んだ後の画面
うまくいくコツ
- テーマは狭くする。「日本経済」より「日本の再エネ比率の10年」のほうが、まとまった構成が返ってくる
- シーン数を指定する。指定しないと長すぎたり短すぎたりする
- ナレーションの文字数を指定する。長いと画面が先に切り替わる
- 一度で完成させようとしない。返ってきたJSONを取り込んで、足りない章だけ追加で書かせる
- うまくいった構成はJSONを保存しておく。次回はそれを見本としてAIに渡すと、体裁が揃う
よくある質問
AI動画の作り方を教えてください
作り方は2種類あります。映像そのものを生成する方法(Sora・Runwayなど)と、構成と台本をAIに書かせて図・文字・音声で組み立てる方法です。medyは後者で、ChatGPTなどに構成をJSONで書かせ、貼り付けるだけで動画になります。手順はこのページの「3ステップで動画になります」にまとめました。
medyで実写のような映像は生成できますか?
できません。medyが作るのは、グラフ・地図・図・文字・キャラクターと音声で構成された解説動画です。実写風の映像が必要なら、映像生成AIのほうをお使いください。
AIに動画を作らせるのは無料でできますか?
medy側は無料ではじめられます(動画の書き出しは月10本まで)。構成を書かせるAIは、ChatGPTなどの無料プランでも使えます。
どのAIを使えばいいですか?
JSONを出力できるものであれば何でも使えます。ChatGPT、Claude、Geminiなど、お使いのもので構いません。medy側でAIの契約は不要です。
medyの中でAIが動くのですか?
いいえ。構成を考えるのはお使いのAI、それを動画に組み立てるのがmedyです。役割が分かれているので、AIの出力を人が確認してから動画にできます。
JSONが取り込めないときは?
AIが説明文やコードブロックの記号を付けてしまうことがあります。JSONの中身(波かっこの中)だけを貼り直してください。プロンプトに「JSONのみを返す」と入れておくと防げます。
取り込んだ後に直せますか?
直せます。取り込むと通常の編集画面になるので、文章・数字・グラフの種類・配色まですべて変更できます。
1シーンだけ差し替えることはできますか?
できます。シーン単位でJSONを取り込む欄があるので、そのシーンだけ更新できます。
AIが作った数字をそのまま使って大丈夫ですか?
おすすめしません。AIはもっともらしい数字を作ることがあります。出典・年・単位は必ずご自身で確認してください。プロンプトにも確認を促す一行を入れています。
無料で使えますか?
はい。作成と保存に制限はありません。動画の書き出しは無料プランで月10本までで、書き出したものの右下に「medy.jp」の小さな透かしが入ります。画像やSVGの書き出しに本数制限はありません。PRO(月1,980円・税込予定)なら書き出し無制限・透かしなしになります。
画像や動画素材もAIに選ばせられますか?
imageQuery / videoQuery にテーマを書いておくと、取り込み時にその言葉で素材を探して自動で挿入します。生成AIで画像を作るわけではなく、素材から探して入れる仕組みです。
